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「自分だまし」の心理学
 
 
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「自分だまし」の心理学 [新書]

菊池 聡
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

「自分だまし」って何だ?と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、本書はけっして詐欺に合わないための実用書、他人にだまされないためのガイドブックではありません。
人は自らの心のうちに無意識の「自分だまし」という、だましのシステムを持っています。
例えば、大きなパーティ会場の騒々しい中、知人に呼びかけられた時に、なぜかその人の声だけは聞き取れたりします。これは自分の中ですでに都合のよい情報だけを無意識に選択し、認識しているからなのです。また、自分が失敗したときには、自然とその結果は仕方がなかった理由を見つけ出したり、他の原因を考えだします。このように人は無意識のうちに自分に都合の悪い情報を歪めることによって、自分を守り、自分を励ましているのです。そして時には意識的に自分をだまし、その世界を愉しんだりもするのです。この「自分だまし」の認識を自分でコントロールできるようになれば、日常的、精神的にもっと毎日を愉しめ、充実した生活を送れるようになれるのです。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は「だまし」をテーマにした本ですが、詐欺に合わない方法を教えるとか、他人の心を読んで誰かをだます技術を伝授する本ではありません。人は無意識のうちに自分に都合よく情報を歪めて認識しているのです。例えば、騒々しいパーティ会場で誰かに声をかけられたときに、知人の声だけは耳に飛び込んでくるとか、自分の失敗はさまざまな要因が加わって、仕方がなかったと思ってしまうことはないでしょうか?これこそ、自分に都合よく情報を歪めて認識する「自分だまし」なのです。この「自分だまし」を正しく理解し、上手にコントロールできれば、公私にわたり物事がうまく運べるようになるのです。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2008/8/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111215
  • ISBN-13: 978-4396111212
  • 発売日: 2008/8/5
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 馬場伸一 トップ1000レビュアー
形式:新書|Amazon.co.jpで購入済み
「人は自分の見たいものしか見ない」  カエサル

二千年前の政治的天才の洞察の正しさが、現代認知心理学によって証明されつつある。
我々は、認知を自分に都合の良いように=ポジティブに歪ませている。(ポジティブ・イリュージョン)
「見たいものしか見ない」ことは健康なことであり、むしろ人間の認知のシステムは「見たいものしか見えない」ように設計されているのだ。

そのことを証明する興味深い実験が本書で紹介されている。
抑うつ傾向の人たちと健常な人たちに分けて自己評価と他人からの評価を突き合わせてみたところ、抑うつ傾向の人たちの自己評価の方が他者評価と一致していた。つまり客観的であった。これを「うつ者の現実主義」というそうである。「健常な」人間は、自分に都合良く現実認識を歪めているのだ。

とはいえ、度の過ぎた自己肯定も適応に支障をきたす。
そういう意味で本書で紹介される「自己複雑性」という概念は面白い。
自己の依って立つアイデンティティが複数あり複眼的思考ができる人間は、ストレスに強いのである。「自己複雑性」という概念は、真の意味での「知性」の定義とも言える。

本書で筆者が提唱していることは、このような人間の認知の仕組みを理解して適応に役立てる「だましのリテラシー」である。「だまされている自分を見つめる視点」を自己の中に持つことである。きわめて興味深い提言と言える。

人間の認知の仕組みは、とても面白い。様々なことを考えさせてくれる良書である。
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36 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By momingo
形式:新書
ビジネスの場で成功している知人に「目から鱗が落ちた」と言われ進められて読み始めました。

ビジネスの場において、自分の役にたつ情報を求めて購入したのですが、そういう本ではありません。
人がいかに「自分の見方に縛られているか」という話がされております。

まず、購入目的と内容が違ったので評価が低くなってしまったことを前提にレビューすると…

ユングを始め、様々な心理学の本を読んで来た私には「物足りない」どころか、既知の事実を並べられている苦痛でしかありませんでした。
養老孟司氏の「バカの壁」にも通じる話でもあると思いました。
新しい情報があるかも、と思い読み進めていましたが、知らないエピソードはあるもののだからと言って知って嬉しい情報か?と言われるとよく分かりません。

ただ心理学の本にあまり触れた事がない人にとっては面白く、新たな発見はあるのかもしれません。
残念ながら、私には無かったというだけです。速攻、古本屋行きです。
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