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「脳力」低下社会
 
 

「脳力」低下社会 [単行本(ソフトカバー)]

森 昭雄
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ものごころつく前の幼児期からテレビ、ゲーム漬けの子どもたちに見られる「ゲーム脳」とは......?
テレビ、ゲーム、ケータイなどのIT機器はわたしたちの生活に深く入り込んでいる。しかし誰もそのデメリットは口にしない。現代の子どもたちに見られる恐ろしい現象を、脳とメディアの関係から解き明かす。
現代の子どものゲーム事情/脳の仕組み/「ゲーム脳」の仕組み/脳を活性化させるために/人として本当に大切なこと
「脳力」低下の実験結果の一部を公開するとともに、本当に脳を活性化させるものをご紹介。
お父さん、お母さん、あなたは子守りの代わりに、お子さんにテレビやゲームばかり与えてはいませんか?

内容(「BOOK」データベースより)

あなたのお子さんは大丈夫!?生まれた時からテレビ漬け、ゲーム漬けの「現代っ子」に警鐘を鳴らす。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 215ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2007/9/21)
  • ISBN-10: 4569694004
  • ISBN-13: 978-4569694009
  • 発売日: 2007/9/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 1.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 1.0 「ニセ科学」蔓延社会, 2007/9/23
By 
たこやき21 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「脳力」低下社会 (単行本(ソフトカバー))
基本的にはこれまでの書の焼き直しと言って良い。
相変わらず、独自に作った機械を使って計測したというα波とβ波の割合で、前野前野が活動しているか調べた、と言う論文すら書かれていないものを書き連ねているだけである。
これまでの著書と違うのは、これまでと比べれば被験者について語っていること(とは言え、全く足りないが)。歴史上の人物の怪しげなエピソードを都合よく使っていないこと。本筋に関係のない自分の行っている調査を延々語っていること。著者自身も関わっている「親学」の推奨を行っていることだろうか。
著者の理論の問題点については、これまでの著書で散々指摘されているのだが、本書ではこれまでの「ゲーム脳になると認知症と同じである」と言う表現がなくなり(物忘れしやすくなる、とはいう)替わりに、「キレる子供の原因」「学力低下の原因」を強調する。ある意味では、論旨が変わっている。
そもそも、本書の前提となっている少年犯罪凶悪化、荒れる子供というもの自体が根拠の薄いものである。本書で示される統計的なデータは、文科省による「校内暴力件数」だけであるが、この調査は各都道府県ごとに数十倍の格差がある、という精度に問題のあるものである。そして、その「荒れる子供」の原因とし、親学推奨の前提にする家庭教育力低下にも疑問は多い(これについては、広田照幸氏らの著書を読むことをお勧めする)。
つまり「相変わらずの内容」である。

こういう風に書くと、「ゲーム好きが擁護しているだけ」と言われるかも知れないが、この論は未だに論文すら書かれていないニセ科学である。
このようなニセ科学の蔓延は、科学教育の否定になるだけでなく、脳科学に対する信頼すらも破壊する。結果、まっとうな研究によってゲームの悪影響が発見されても、狼少年の童話のように、それが浸透することを阻害してしまうことになる。
ゲームの悪影響を心配する方こそ、批判的に読んでいただきたいと思う。
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