第1弾と同じく、筆者は栄養療法の観点から老化防止に焦点を絞り、その新常識をアドバイスしている。老化といえば、まあ〜年だから仕方がないと思っている人が多いが、そうではなさそうだ。諦めている人は是非、この本を読んでもらいたいと思う。
筆者の切り口は、老化のメカニズムの3つの学説の1つである『フリーラジカル説』に立つ。『フリーラジカル』とは、通常、電子は2個あるが、それが1個しかない不安定な電子を持つ原子並びに分子を意味するが、これが、体中のいたることころ駆け巡り、どこかの細胞から電子を1個奪い、安定しようとするという。奪われた細胞は破壊され、酸化されるそうだ。このフリーラジカルの酸化作用が元凶であり、老化の原因だという。良く聞く『活性酸素』もその1つ・・・。そして、一番老化が現れるのが脳という。
老化といえば、認知症を連想するように、認知症についても詳細な記述があり、『イチョウの葉エキス』の薬効について詳しい記述があった。また、女性の更年期障害のところでは、最近のメタボ健診基準に対する批判的意見も打ち出しており、参考になると思う。
精製穀物(白米・精製小麦など)・精製砂糖(白砂糖)は控え、肉・魚・卵・大豆類のタンパク質を積極的に摂取して、良い脂を摂取、ビタミン類とミネラルを十分に摂れという栄養療法。誤った健康常識を打ち破る糸口となるばかりか、食生活の改善に資する良書の1つだと思う。しかし、現代という時代では、これがなかなか難しい・・・。そこで、サプリメントで補えというのだ。