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「聴く」ことの力―臨床哲学試論
 
 

「聴く」ことの力―臨床哲学試論 [単行本]

鷲田 清一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

聴く、届く、遇う、迎え入れる、触わる、享ける、応える…哲学を社会につなげる新しい試み。「聴く」こととしての『臨床哲学』の可能性を追求する、注目の論考。

内容(「MARC」データベースより)

哲学を「臨床」という社会のベッドサイドに置き、そのことで哲学の時代・社会における「試み」としての可能性を探り、とりわけ「聴く」こととしての臨床哲学の可能性を追求した、哲学を社会につなげる新しい試み。

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 阪急コミュニケーションズ (1999/06)
  • ISBN-10: 4484992035
  • ISBN-13: 978-4484992037
  • 発売日: 1999/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By daepodong VINE™ メンバー
形式:単行本
 最近の医療人類学(臨床社会学、臨床人類学)のトレンドである、「ナラティヴ」という発想を一歩進めた、鷲田臨床哲学の代表作。
 ナラティヴという考え方は、すでにクラインマン「病いの語り」やグリーンハル「ナラティヴ・ベイスド・メディスン」で呈示されていたが、ここでの著者の主張はある意味極めてシンプルである。従来は「ナラティヴ」を傾聴することによって、病者にとっての「病い」とは何かを知る、ということに力点が置かれてきたが、実は知ることではなく、傾聴すること自体にひとを癒すちからがある、というものだ。
 もちろん、この考え方自体はすでにカウンセリングにおけるロジャース理論と一脈通ずるものがあり、著者の完全な独創というわけではない。しかし、すでに技法としてある意味限界が指摘されているロジャース理論をもっと幅広い局面で生かしてゆくために、ナラティヴという思想と結びつけたことは紛れもない著者の功績であろう。
 また、すでに多くの方が指摘している通り、ファンの多い独特の文体と、砂丘を取り続けた特異な写真家、植田正治の写真が使用されていることも、本書の本としての魅力を高めていることも確かである。
 鷲田清一の著書として、まず第一に指を屈したい代表作である。
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32 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
誰かとコミュニケーションをする際に、当然のように行っている筈の「聴く」という行為を、「他人を受け入れる」という行為としてあらためて考えている本です。

また、「他人を受け入れること」行為を職業としている人達 - 医者、看護婦、カウンセラー、教師……etc,etc - にとって、日常化している「他人を受け入れること」「ホスピタリティ」とどうつきあうか、それによって生じるストレス・問題をどうするべきなのか、といった問題に真っ向から取り組んでいます。

哲学にあえて「臨床」の名を冠し、あくまで現場(職場というだけでなく、介護や家族の問題もふくむホスピタリティなすべての現場)の人間にとっての「受け入れること」を突き詰めた内容は、専門的な人間だけではなくすべての人に感銘を与えるものだと思います。

「臨床哲学」という未知の領域を定義するという目的もあってか、1章は多少難解な表現で綴られていますが、2章以降はむしろ読みやすい内容になっています。安売りされる「ホスピタリティ」や「聴く」という行為の本質に一石を投じる一冊です。

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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
感じる哲学 2005/5/22
形式:単行本
 はじめて、哲学者の書いた本を読んだ。専門的な言いまわしももちろんあるが、広い意味での臨床にたずさわる人へ向けての問いかけもあるため、サクッと入れる。・・・この本はそういった、日頃”哲学”といったものにわざわざ目を向ける機会がないアナタにこそオススメだ。
 特に臨床にたずさわっている人なら、漠然と考えていた”目の前の患者(他者)”とかかわることの大切さにハッと気づかされるだろう。それも、医療・福祉業界関係者のような切り口とは又違った、人としてのベーシックな視点からの問いは不思議と引き込まれる。本書は『聴くことの力』ということに着目して、いろいろな方法で掘り下げていこうとする探求の書物でもある。痛みや、出会い、迎え入れるということ・・・そえられているモノクロの写真のように、控えめにでも印象的に知り考えるきっかけになるだろう。
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「聴く」ことを哲学的行為として定義することにより、著者は私達一人一人を哲学する主体へと導く
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投稿日: 2004/12/30
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投稿日: 2002/3/1
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