日本という国は本当に不思議な国だ。
歴史では「自虐史観原理主義者」、経済では「日本経済破綻原理主義者」、マスコミでは「反日国営放送」と、一体どこの国の人たちなのか分からない人達が朝から晩まで「根拠の無い不安」を叫び続けている。そんな中、著者の長谷川氏は日本の「強さ」「善」や「誇り」を説き続けている日本では数少ないまともなオピニオンリーダーだ。
サブプライム危機以降の世界は大きく変わろうとしているが、長谷川氏が見る21世紀の世界経済は日本にとって「非常に明るい」。理由は簡単。日本は今や世界が羨む技術・資本大国だからだ。特にこれから世界中で課題となる「デフレ経済」では、既にデフレ経済を10年以上に渡って経験している日本企業にとって千載一遇のチャンスだと説く。何故ならデフレ経済は原発や高速鉄道などの「公共投資」の時代だからだ。実際、欧米先進国や中国・インド・ベトナムなどでは様々なプロジェクトが動き出している。どれも日本企業無しには進まないようなものばかりだ。
戦後生まれの私にとって「戦勝国」であるか無いかはどうでもいいが、日本に「底力」があるか無いかは重要だ。そしてこの本は「日本の底力」を再確認させてくれる意味で貴重な本だろう。
最後に、長谷川氏がテレビに出ないのは、反日マスコミにとって都合が悪いからなのか、それとも長谷川氏が嫌がっているのか知る由は無いが、ぜひ長谷川氏にもテレビで経済評論していただける日が来ることを楽しみにしている。