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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
もしドラ監督版!?,
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レビュー対象商品: 「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密 (主婦の友新書) (新書)
なんだかとてもとても読みやすい本であった。そしてとてもよくバレーボールの競技について理解し、日本がなぜ躍進できたかもとてもよくわかった。 筆者はとても説明上手なのだろう。 そしてあまりにもわかりやすく説明されたために、なんだかとてもわかってしまったかのような爽やかな気分になった。 不思議な爽快感が得られる一冊であった。 ではなぜ「もしドラ」を連想させられたかといえば、ランチェスター戦略で紹介されるような方法論が散りばめられているからだろう。 例をあげると、「弱者は強者と同じ土俵で戦わない」という定石があるが、眞鍋監督はこれを意識したのか、スパイクで1位を目指したりせずに、 「サーブレシーブ」 「サーブ」 「ディグ(スパイクレシーブ)」 「失点の少なさ」 で1位になることを目指した。 これぞまさに立派なランチェスター戦略だろう。 さらに、 「日本はいいアイデアを取り入れることがうまい国民といわれていますが、アイデアの発展の段階で周りが見えなくなり、「わが道を行く特異性」を発揮することも多い国民です。それが間違った方向に向かうことも少なくありません」 つまり日本はガラパゴス現象に陥りやすいことも見抜いている国際感覚。 もう言わずもがなのiPadを取り入れた先進性。 男子、女子ならでは特性も理解してゆき、柔軟にシンプルに数字を用いて対応。そして過去の男子の戦い方を女子も踏襲していることに気付くと歴史をたどって選手に戦略の説明をしている。 そして国際公式球が変更になると、その癖を調べ尽くすためにミカサと東海大学工学部の研究室にスタッフを派遣し、ボールの特徴を調べる社会科見学とまさになんだか「もしドラ」の世界である。 そこには過去の日本代表にはつきものだった、根性や努力ややたら怒る監督像などウェットな泥臭いイメージは存在しない。 もちろん陰での選手やスタッフの努力は相当なものなのだろう。 しかし、根性とやたら長時間の練習だけでは突破できないのにも関わらず続けてきた事自体が、日本の「わが道を行く特異性」だということをこの監督は教えてくれたのかもしれない。 その点こそが読み終えた後の爽やかさをもたらしてくれているのかもしれない。 自主的に爽やかに探究心を持って努力することが、日本代表の活躍によって「わが道を行く特異性」として浸透するのならば良しとしたい、そう思える一冊だった。 そしてそんな監督を応援したくなる一冊でもあった。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
信頼できるぞ,
By ふくたろう (TokyoとかChibaとか) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密 (主婦の友新書) (新書)
全日本女子バレーが32年ぶりにメダルを獲得した秘密なんだそうだけど、面白い。具体的に何をどうやって強化してきたのかが、よく分かる。 よく分かるとともに、納得できる。 納得できるから、信頼できる。 真鍋監督、信頼できるぞ。 文章が平易で、専門用語がたくさん出て来るけど、説明がうまくとても読みやすいから、ほんとにあっという間に読めちゃう。 あっと言う間に読めちゃうけど、内容が浅いということじゃないよ。 データを徹底的に分析し、なにをどうするかを見極め、数値目標を明確にする。 目標値をクリアするための緻密な計画。計画の着実な実施。選手一人一人への心配り。 小さな変化の積み重ねが大きな変化を生む。 これだよね。きちんとしたビジョンを立て、ビジョンに基づいて、小さな改善を積み重ね大きな変化を生む。今、同じこと2回書いちゃったね。 データは、そのままではデータのまま。当り前だけど、データをどう読み解き、どう使うかが重要なんだよね。「うちは、全選手にiPad配ってるんだから、情報では負けてない」とか言っちゃうどこかの野球チームの監督とはちょっと違うのですよ(いや、よく知らないけど。東北のプロ野球チームもがんばれ)。 データを駆使し戦略通りにゲームを進めても、それでも、うまく行かないこともあるというスポーツの難しさ。奥深い。ダービーのCMで「天才はいる。悔しいが」ってやってたけど、そういうことか。いや、違うか。 11月に五輪出場権がかかったバレーボール・ワールドカップが日本開催されるんだけど、「精密力」読んでおくと、会社や学校なんかで「身長の高いセッターを使えって、今の日本はね」とか「日本のdigはさあ」とか説明できて知的なスポーツ好きを演出できるよ。 でも、「それ精密力に書いてたよ」とネタバレされるかもしれないんで要注意だよ。そんなときは「お前も精密力読んだのか。あれは面白いよね」って盛り上がればいいと思う。そうやって「精密力」の輪が広がっていくと、日本もけっこう元気が出るんじゃないかと思う。いや、まじで。 こんなに秘密を書いちゃって大丈夫かと思うけど、きっともっと奥深い秘密があるんだろう。でもって、五輪出場権を獲得した後くらいに「精密力2」が出て、五輪でメダル獲った頃に「精密力3」が出るということになるでしょ。 そうなった時には「俺なんか、精密力の1が出た時に読んでたけどね」と、うざくならない程度に軽く自慢すればいいと思うよ。 そういうわけだから、こんな下手なレビューは信頼できなくても、バレーボールがちょっとでも好きなら、すぐ読むべき。バレーボールに関心がなくても、読んでみるといいと思うよ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
分かりやすい,
By sin "t" (愛知県岡崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密 (主婦の友新書) (新書)
私はスポーツ指導者です。ただし、バレーボールではありません。しかしそんな私でも理解しやすく、バレーボールの奥深さ、眞鍋監督の指導者としての哲学がびしびしと伝わってきました。 また、どんなスポーツ、チームでも強者に勝ちたいという思いはあると思います。そんなとき、この精密力というキーワードはひとつのヒントになると思います。
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