日本人の中の個人は「世間」の中に生きる個人であって、西洋的な「個人」など日本に無いのです。
そして独立した「個人」が構成する「社会」なんてものも日本には無いのです。
こう言い切られるとそんな気もしてきます。
自分が生きている社会、村、組織の中ではいい子にしていても、自分の顔を知らない社会に出てしまうと旅の恥はかき捨てのように振る舞う方も多い物です。
「君の態度が最近悪いよ」とみんないっているよ。この時のみんなとは自分の社会、村、組織のみんななのです。みんながいうから、みんながやっているから組織での不正をただす人は出てこないのかもしれません。
本当の個人の生活、社会とは、何かを考えさせてくれます。世間の「目」を気にして生きづらいと思っている方には参考になる一冊です。