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「漢字廃止」で韓国に何が起きたか
 
 

「漢字廃止」で韓国に何が起きたか (新書)

呉 善花 (著)
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商品の説明

内容紹介

韓国の学校教育で漢字廃止・ハングル専用政策がとられるようになったのは、1968年春からである。漢字廃止政策以後の韓国では、教科書をはじめ、新聞・雑誌・書籍からレストランのメニューなどに至るまで、漢字はほとんどその姿を消してしまっている。
韓国語は漢字を廃止したために、日常的にはあまり使われない、しかし概念や理念を表す言葉、各種の専門用語など、伝統的に漢語で表されてきた重要な言葉の多くが、一般には次第に使われなくなっていった。各種の評論・研究論文や新聞・雑誌の記事に、総じて書き言葉の世界に、語彙の恐ろしいまでの貧困化がもたらされたのである。とくに文学の面では、散文でも詩文でも、伝統的にあった豊かな漢字表現の大部分を失ってしまった。
またぞろ「竹島問題」で気勢を上げる国の足もとに忍び寄る「文化崩壊」の危機に警鐘を鳴らすと同時に、本書の後半では、比較文化論として、韓国語の言い回し、ことわざを紹介。


内容(「BOOK」データベースより)

韓国が失ったもの、失ってはいけないもの。

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5つ星のうち 5.0 日本語を理解するためにも有益な韓国語論, 2008/10/26
昔、初めてソウル金浦空港に着いて、市内にでたときの印象が忘れられない。看板、交通案内や標識、タクシーに記される文字、全てが見られない文字に溢れて目が回る、あるいは文字が目に突き刺さるような思いをした。これがハングルとの出会いの初めであった。
当時は、まだ朝鮮日報など新聞には漢字が多く、漢字を拾って読むことにより大意を知ることができた。ところが今では、新聞にも漢字は少ないという。
少し韓国語に馴染んでくると、原則として漢字の読みは一つしかなく、また、漢字を訓で読む習慣がないことに驚いた。韓国も日本と同様に漢字を受け入れたが、日本の場合と漢字の受け入れ方が全く異なり、極めて硬直的であることを知った。

本書は韓国の漢字廃止についての論考であるが、これから韓国語を勉強しようとする人の基礎知識として有益であるが、日本人にとって日本語そのもの、そしてその優れた表記法を理解する上で極めて価値が高いものと思う。
朝鮮は漢字を取り入れたが、日本のように、かな(カナ)を産み出すこともなかった。15世紀に世宗が人工的な表記法であるハングルを作ったが、李朝時代には普及していない。そして日韓併合時代に普及した漢字交じりのハングル文から、独立後、漢字を廃止してしまった。何が起こるかは自明である。ハングル表記の朝鮮語では、少し高級な概念的思考をするのは困難で、新しい概念作出のための造語能力にも乏しい。著者は、韓国における漢字復活と訓読みの導入を提起しているが、どちらも極めて困難であろう。
本論考は日本語にとって「他山の石」とすべきであろう。本書は3章からなっているが、第1章だけで価格に見合った十分な価値がある。
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68 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 そう簡単な話ではない, 2008/10/13
この本は韓国において漢字を廃止したことで、語彙の低下のみならず
概念語や抽象的思考が失われてしまったという問題を扱い、漢字の復活を求めています。
この本の中で印象深かったのは、日本語には訓読みを通して
漢字の意味・音読みが母国語(日本語)の一部になっているのに対し、
韓国語では漢字はあくまで外国語に過ぎず、ちょうど英単語のように
一つ一つの意味をいちいち覚える必要があるという点でした。
このため、語彙の多くが漢語由来であるのにもかかわらず、
漢字とハングルが対立するものになってしまっているのが韓国語の問題であり、
韓国式「訓読み」を導入すべきだと主張されています。
しかし、これは定着すれば有効でしょうが、長い歴史を経て醸成された価値観・言語観の
変革が求められるため一朝一夕ではできないことでしょう。
むしろ日本語のいい意味での特殊性、つまり外国語を日本語に上手に取り込んできたこと
について気づかせてもらえた一冊でした。
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 韓国の現実らしいです, 2009/2/7
By 通潤橋 "kojitan" (日本(japan)) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 最近、新聞などでの日本語のひらがな化を残念に感じることが多く、「漢字廃止で韓国に何が起きたか」というタイトルにひかれました。
 1948年ころに韓国では漢字を廃止してハングル文字だけで公文書や教科書を作ってきたのだそうだけれども、日本以上に中国の影響を濃厚に受けている韓国が、漢字無しになってしまうことは文化の低迷を意味していたようです。
 日本や朝鮮半島にとって漢字が、単なる外来語でないことを考えるきっかけになる本です。
 ハングルだけの表記はひらがなだけで書かれた文章と同じで、読みやすくても理解しにくいのだと著者は言う。漢字を使わなければ、同音異義語などの区別がつきにくく、抽象的な事柄を考えるのに苦労するのだとも。さもありなんと私は思います。
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5つ星のうち 5.0 表意文字の語彙を表音文字で使うから駄目なのだ。
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5つ星のうち 4.0 とても良い
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5つ星のうち 4.0 欧米人とは事情が違う
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5つ星のうち 4.0 こりゃあ、たいへんだ
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投稿日: 12か月前 投稿者: 濱哲

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5つ星のうち 2.0 意外と中身が薄い
新書タイプということで、内容はそれなりといった感じの論文です。ハングル文化の問題点を書いた作品なんですけど、この本の半分は韓国のことわざや慣用句で穴埋めしてます... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: レモンさん

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