英雄譜ということで水滸伝に登場人物(好漢)を各約90分程度の話として個々に独立した作品となっています。なので内容的にどの物語から観ても支障はありません。制作年数が新しい事もあり割とコミカルな表現や現代的な撮影、編集もされていますね。映像的にも綺麗で日本語吹き替え5.1chにも対応しているのでアクションにも集中して観れます。
個々の内容では
「楊志」では牛二との話がメインとなっていて林沖との対決や生辰鋼を輸送も無く、晁蓋との出会い方も原作と異なります。
「扈三娘」は王 英も婚約者の祝彪も登場しますが話の進行はかなり原作と違います。
「孫二娘」は張 青との出会いの部分からが描かれていて十字坡の居酒屋を2人で始めるまでの物語。
といった感じで原作の要素だけを使用して各物語を構成しています。ですので原作が好きで同様の展開を希望する方には向いて無いと思いました。原作に近い映像は1997年制作ですが下記をお勧めします。
水滸伝 完全版 全10巻 DVDBOX私は、原作のここの部分をこう解釈して話を組み立てているなどの違いは楽しめました。個々では「楊志」はそこの話のみ?と感じ、「扈三娘」は今3作品の中では一番楽しめる展開でしょうか。「孫二娘」ではエピソード0(ゼロ)的な作風で"例の肉"はそこからなのか以前からなのかが気になります。武松はナレーションで少し出る程度なのが残念で姉御と呼ぶにはもう少し月日が経つのかは想像できました。
「水滸伝」としては断片的な物語である事、原作とは大分趣が異なるので好みは分かれる作品と感じました。他の「好漢」も撮影されているようなので私は他も観てみたいですね。