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「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語
 
 

「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語 [単行本]

プラユキ・ナラテボー
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

本書は、上座仏教国タイで出家した日本人僧、初の書き下ろし。タイの「気づきの瞑想」を基調にした日常生活や修行の様子、また、悩みを抱え著者の寺(スカトー寺)を訪れる日本人たちと紡いだ「癒し」の物語を紹介していくものです。二十有余年の永きにわたり、自らの修行の完成と利他の慈悲行に全身全霊を傾けてきた著者の思いのすべてがここに。

内容(「BOOK」データベースより)

異国の地で仏道修行に励むこと二十有余年。黄衣をまとい、ブッダの道を歩む著者がいる。ブッダの時代のエッセンスが今も息づく山寺の修行生活。「癒し」を求め、著者のもとを訪れる日本人たちと紡いだ物語。それが今、あなたへの「智慧と慈しみ」のメッセージに―。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 佼成出版社 (2009/8/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4333023971
  • ISBN-13: 978-4333023974
  • 発売日: 2009/8/30
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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By kujira
形式:単行本
こんな風な生き方もあるんだ・・・・、と、素直に驚き、感動。
筆者の生活するタイの森林寺の伸びやかな空気が伝わってきて、深呼吸したくなった。

この本には、シンプルな森での修行生活、仏陀の教えを軸とするタイ人の死生観、そして訪れる日本人との心の交流などが
わかりやすく、かつ、味わい深い文体で書かれており、筆者のあたたかい人柄が想像できる。

また、随所に挟まれている(実際にタイの寺で唱えられている)祈りのフレーズも、あたたかく、かつシンプルで、
素直に心に響いてくるものばかりだ。

森での修行生活のエピソードももちろん興味深いが、そうした生活を送りながら、
オウム真理教事件をきっかけに日本人の心の悩みを聞くという役割に目覚めた、というくだりには、
心の世界を深く旅しながらも、現実の社会、日本人としての自分の役割にコミットしていこうとする筆者の姿勢を強く感じ、共感した。

特に興味深かったのは、Mさんのエピソードとタイ人のお葬式のくだりだ。
愛する人を失ったものにとって、喪の作業がいかに大切かということを考えさせられる。
そして、タイの人々の生と死に対する考え方は、あっけらかんとしていて、かつ、現実的だ。
「おくりびと」が流行する日本のそれと、思わず比較してしまうが、タイ式のほうが、生きやすそうだな、と思う。

心を深めることに関心がある人、明るく、元気に人の世の悩みに取り組みたい人。
比較文化的な、色々な考え方を知ることで視野を広げたい人。
すべての人に、おすすめしたい。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 私はヴィパッサナー瞑想歴4年ですが、自分の瞑想のやり方について改めて考えさせられる本でした。

 特にP166〜P168の中で 
『この作業において、私が大事にしていることは、心身に生じてくるあらゆる現象を明晰に自覚し、感じ尽くし、洞察し、慈しむことである。このときのポイントは、心を大きく開いておくことである。すなわち最初から「考えてはいけない」「感じてはいけない」「怒ってはいけない」などといった価値判断による構えを作らないということが大事である。
 たとえばヴィパッサナー瞑想のやり方のひとつとして、「音が聞こえてきたら、音、音と唱えなさい」といった指導のされ方がある・・・・』
『とりわけ、女性の場合、男性よりも生理的に肉体性と緊密なゆえに、食事にしろ、喜びなどの感情にしろ、この世にある豊かさをなんらかの強い思い込みにより拒否した場合に心身にいろいろな症状が出てきやすいようだ。』
など今まで伺ったことが無かったような瞑想に関して気をつけなくてはいけないポイント・参考になる文章がたくさんありました。私のようなヴィパッサナー瞑想実践者の方、特に女性にこの本を読んで頂きたいです。

 現在日本でヴィパッサナー瞑想を指導してらっしゃる方は、まだまだ少ないように思います。
最初に習った方法だけがヴィパッサナー瞑想だと思い込んでしまわずに、そのときの自分にあった指導者を見つけるのは容易ではないかもしれません。
この本を読んで、著者のような気さくで女性に対してきめ細やかな指導が出来るお坊様もおられるという事が周知されることを願います。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし」
家康のそんな言葉に反発していた少年時代。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
賢治の言葉に啓示を受け、ボランティアやNGO活動に励む大学時代。
しかし、著者はそこに真の心の安らぎは見出しきれなかった。

その後、貧困や開発の問題に関心を持ち、タイへ留学。
開発僧と呼ばれる僧侶達と出会い、ブッダの教えとその実践こそが自身の
心の平安と世界平和への貢献を両立する道であるとの確信を得て出家に至る。

そんな出家への経緯に始まり、出家後のタイの森林寺での修行風景
(読経、托鉢etc)が著者の感性を通してイキイキと描かれる。
また、「気づきの瞑想」をはじめとしたタイの代表的な瞑想法の紹介があり、
著者自身のちょっとお茶目で規格外の瞑想(迷走?)体験も語られる。

その後著者は、師僧と共にアメリカや日本へ瞑想伝道の旅に出る。
アメリカでは「方便」の大事さを認識する。日本ではオウム事件に遭遇し、
「影(シャドウ)」の問題や偏った瞑想の危険性についても認識を新たにする。
以降、欝などの心の病に悩む日本人たちにもコミットしていくことになる。

本の後半では、そういった日本人たちとの癒しのドラマが具体的に描かれ、
また、「気づきの瞑想を生きるキーワード」として、
「因縁」「業」「善友」「定」「念」「慧」「慈悲」といった仏教タームが、
著者自身の実体験から得られた知見をもとに、巧みな比喩を用いながら、
時間論や空間論、シャドウ理論などとも絡ませ、わかりやすく説明される。

私自身、教育という現場に身を置いているが、宗教関係者のみならず、
教育やNGO、福祉、心理療法や精神医療に携わっている人をはじめ、
どんな人が読んでも、興味深く、気づきを喚起させられる内容であろう。

21年間の紆余曲折の修行や瞑想指導を通して見出された知見、
偏らないで、まさに「中道」を生きるような著者のバランス感覚など、
この著作から学ぶことは私自身とても多かった。
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投稿日: 2009/9/7 投稿者: sati
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おすすめ☆愛のある瞑想本。 0 2009/09/25
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