ネット上ではボロカスにいわれている人ですが、研究熱心さには頭がさがります。不思議現象を体験しに世界中を駆けまわり、見聞したことを本で出し続けてくれています。手品に騙されていようが、思い込みがあろうが、一次情報というものは貴重です。
今回は冒頭から正直に、口述したことをゴーストライターに書いてもらいました、といっておられます。こういうところが好きです。他のスピリチュアル系の著者はひた隠しですからね。
文章がこなれているのはそのせいだと思いますが、今ご本人が夢中の六爻占術(明らかに断易)とその周辺の思い込みにあまりひっぱられることなく、「宇宙に問えば、宇宙は答える」という隠されたテーマを深めていると思います。
断易を研究していても「運命は90%決まっている」とはまったく思っていない私でも読んでいて参考になる話は多いのです。それは「こういうことをしたら、こういうことが起きた」という一次情報だからです。
男性原理にひっぱられた神から、宇宙の母としての神という視点からのいろんな事象の説明は、私としては符合するものも多く、興味深いものがありました。
著者がかなりアクが強いせいか賛否両論ですが、自分に必要なところだけを得ようと思えば、どれも貴重な情報が掲載された本だと感じています。