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「死体」が語る中国文化 (新潮選書)
 
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「死体」が語る中国文化 (新潮選書) [単行本]

樋泉 克夫
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,050 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『史記』や『水滸伝』の昔に始まり、アヘン戦争、日中戦争、文化大革命へと至る近現代まで、中国史は戦争、動乱、圧政、自然災害などによる夥しい数の死体の上に築かれたと言っても過言ではない。そんな歴史が漢民族に植え付けた「死」と「死体」に対する感覚は、同じ東洋人でありながら日本人とはこんなにも違っていた―。「あの世」から中国を分析する刺激溢れる比較文化ルポ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

樋泉 克夫
愛知県立大学外国語学部教授。1947年生まれ。中央大学法学部、香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士後期課程を経て外務省専門調査員として在タイ日本国大使館勤務(83~85年、88年~92年)。98年より愛知県立大学に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 206ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/06)
  • ISBN-10: 410603610X
  • ISBN-13: 978-4106036101
  • 発売日: 2008/06
  • 商品の寸法: 19.6 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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走る死体 2011/2/26
形式:単行本
 日本では最近、華美な?葬式は必要ない、いや、
 葬式自体必要ないという論調もある。
 最近私も父を送ったが、ごく数日という短期間で
 何百万円も一気に使い、意味もわからず、数々の
 しきたりを経験し、悲しんでいる時間など、
 そっちのけだった事を思い出す。

 中国においても葬式というのは、家族の力を誇示する
 ところでもあるようだが、その全貌を本書で読む限り
 日本と中国は文化の源を共有しているとはいえ、
 ことなった経緯を辿ったようである。

 「中国人は死んでも「千の風」にはならない」と
 帯にあるが、日本人も風にはならないのだが、言いたい
 ことはわからないでもない。

 中国では埋葬は故郷でという考え方があるそうで、
 死体になってから、故郷までの長旅が待っている。
 場合によっては、乗り継ぎや事情で何ヶ月も一所に停泊する
 こともある。

 時代によっては、担いで運んだそうで、両脇を抱えたり、
 棒を使って籠のように運ぶ姿は、3人並んで走っているようで、
 死体が混じっているとは、よもや思わないのだ。

 中国の長い歴史で、多くの戦争の被害者となりえた国土だけに、
 その悲しみも深く、多様に進化したということか。

 すごいわ、すっごい。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gon
形式:単行本
ところ変われば、死への認識も変わる事を深く認識した本でした

中国文化と日本人の価値観の違いはものすごく大きいけれど、それを差し引いても
死後の遺体に対しての
捕らえ方が全く違うという事実にとても驚きました。

死者や遺体に対する考え方は情報量として社会には余り多くありませんが、
(日本人だってそれぞれ違う)でも、考え方以前の、死者や死体への認識がまるで違う
という事実に驚きました。日本人なら絶対しないような事を、
中国という身近な距離に入る人達がしている事に驚きました。
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By hanawa
形式:単行本
「中国人を理解するには、その深層にある死生観やあの世観、よろず淡白な日本人からすると無駄にも思える埋葬習慣の理由なども知らないことには、と購入。

重苦しいタイトルに反し旅行記のような構成で、なかなか気軽に読めた。
中国ニュースその他で、あの世で使うための紙の紙幣を燃やしたり、副葬品として紙で作った各種ステータスアイテムを棺に入れるとは聞いていたが、こうまで現世的に生々しいとは。
紙で作った副葬品として、あの世で使うためのお金(向銭)だけでなく、高級外車、バイアグラ、愛人、麻薬、そしてi-padまで!

文化大革命までは文字通り死屍累々の悲惨な歴史だったというのに、なんともたくましい。こうでなければ生き残れなかった・・・いや、悲惨だったからこそいっそう強力な寄る辺が必要だったのか。

中国の葬儀は、人工的な大系の儒教より、より古い民間信仰がベースとなった道教の影響の方がはるかに強いようだ。
毛沢東時代には倹約の一貫として火葬が奨励されたそうだが、その後の開放政策で葬儀は土葬に先祖帰り・・・どころか、経済成長に伴っていっそう派手なものになったとか。

一部グロかったりもするが(画像なし)、中国をもう少し深く理解したい方に。
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