日本では最近、華美な?葬式は必要ない、いや、
葬式自体必要ないという論調もある。
最近私も父を送ったが、ごく数日という短期間で
何百万円も一気に使い、意味もわからず、数々の
しきたりを経験し、悲しんでいる時間など、
そっちのけだった事を思い出す。
中国においても葬式というのは、家族の力を誇示する
ところでもあるようだが、その全貌を本書で読む限り
日本と中国は文化の源を共有しているとはいえ、
ことなった経緯を辿ったようである。
「中国人は死んでも「千の風」にはならない」と
帯にあるが、日本人も風にはならないのだが、言いたい
ことはわからないでもない。
中国では埋葬は故郷でという考え方があるそうで、
死体になってから、故郷までの長旅が待っている。
場合によっては、乗り継ぎや事情で何ヶ月も一所に停泊する
こともある。
時代によっては、担いで運んだそうで、両脇を抱えたり、
棒を使って籠のように運ぶ姿は、3人並んで走っているようで、
死体が混じっているとは、よもや思わないのだ。
中国の長い歴史で、多くの戦争の被害者となりえた国土だけに、
その悲しみも深く、多様に進化したということか。
すごいわ、すっごい。