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「歴史の終わり」を超えて (中公文庫)
 
 

「歴史の終わり」を超えて (中公文庫) [文庫]

浅田 彰
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

激動の九十年代。世紀末の世界の知性は、揺れ動く歴史のなかで何を考え、何を語ってきたか。そして二十一世紀とは。フランシス・フクヤマ、エドワード・サイード、ジャン‐フランソワ・リオタール…など十一人の論客を相手に、刺激に満ちた対論を展開する“語る浅田彰ワールド”。

登録情報

  • 文庫: 325ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1999/07)
  • ISBN-10: 4122034647
  • ISBN-13: 978-4122034648
  • 発売日: 1999/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 333,952位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
たしかにこのメンツに飽くなき情報量で対等に向き合う浅田彰は立派だが、ここに扱われている問題のいくつかのトピックにはこの本はほとんど無力といって差し支えないと思います。ブラジルの貧困層、旧ユーゴスラビアの民族浄化問題、パレスチナ・イスラエル問題等々、たしかに世界を論じる際に避けては通れない題目ではあるが、正直、この本で浅田氏はそれらの問題にちょろっと触れるだけで、また自分はその手の国際問題についても一般人の数十倍の規模でディーテルスを抑えているということを強調するだけで、「じゃあ、どうしましょうか?」というような議論には移ろうとしない。ヒタスラ「僕は分かってますよ」という強調が続くのみである。

もうこれは、典型的な知識量と関心度だけを強調する学者特有の性質で、そういった問題に対して実際危機感を感じてはいるのだろうが、この本がその危機感に対する何かの改善の糸口になるとはとても思えません。専門用語と知識を果てなくぶつけ合うというだけで、なんとなくそういった問題の核心に触れているかのような一時的な錯覚を読み手に覚えさせ、結局読み終えて数日すると何となく頭から消えていく類の情報の集約に思えてなりません。

結局説得力があるのは、最終章の柄谷行人氏との現在の日本思想界に対する酷評でしょうか。それと他のレヴューにも書いてありますが、浅田彰はこれほど現在の日本の知識人に刺激を与えているにも関わらず、総じて何を言おうとしているのかよく分からない為、「構造と力」、「逃走論」に終始せず、サイードの「戦争とプロパガンダ」シリーズのように、現実問題に即して体系的にコンスタントに言論を続けてくれればといつも思います。節目がハッキリしないので、常に印象が曖昧です。

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24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
またしても対談である。しかし対談の相手が欧米の一流知識人である。物故者も含まれているが、いまだ一線で活躍している人たちばかりであり、実に刺戟的なものである。現代社会思想の諸相がコンパクトに纏まっている良書。ただこの「コンパクト」さと「明晰さ」が、浅田氏の著作(?)の長所でもあり、また短所でもある。何度も指摘されていることだが、「判った気にさせる」だけで終わってしまう可能性を孕んでいるからである。

また解説の福田和也が「お説拝聴ではなくて、しっかり議論して、むしろ押してる」と書いているが、果たしてそうだろうか。私にはそのようには思えない。ただ対談相手の考え方が「この上なく判りやすいかたちで敷衍される」ように話題を振り、質問しているだけである。インタヴュアーとして優れているだけではないだろうか。ただそうする為には、相手の論を熟知していなくてはならず、それだけでも該博な知識を要するものである。

でも面白い。登場するのは一流の知識人ばかりである。そして判りやすい。是非この本を手に取り、この著作の対談相手の著作を読むきっかけとしていただきたい。そうしなければ、福田氏の指摘通り「連中は思想家として殺されることに」なってしまう。「殺される」とは、思想が平板化される、ということではないだろうか。

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30 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 冷戦の終焉と共に世界が資本主義化する。
フランシスフクヤマがそう発表したことに対し、
1人の日本人が世界の知識人との対談を通し、
近い過去に起こった真実を探り出す。
 たまには、見慣れたニュース番組から離れて、
世界のTOPが考えている事を理解するのも心地が良い。
 しかし、この本に書いてある。

世界が抱える問題、美味しさを色々な人々が知っておくべきだと思う。
サラリーマン、主婦、アーティスト、スポーツマン、技術者etc…
そういった努力ができるかできないか、
10年20年はあっという間に過ぎてしまい、
知らないうちに差がつき差が縮まる。
僕は強くありたい。

この本に出会えてよかった。

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