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「正社員クビ!」論
 
 

「正社員クビ!」論 [単行本(ソフトカバー)]

中野 雅至
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ポスト「派遣切り」の日本社会で、リストラの犠牲者となるのはいったい誰なのか。
これまでは左うちわの生活だったが、将来、憂き目を見るのは、どのような立場にいる人なのか。
苦しむ労働者から「この不景気に減給もされず、安定した待遇を受けている」と
バッシングを受ける公務員や、大企業のホワイトカラー正社員など、
いわゆる「特権階級」に対する嫉妬と怒りは高まる一方であり、
なおかつ政府はこの問題を放置してきた。彼らの不満がピークに達したとき、
日本社会に何が起きるのか。さらに「雇用の未来」を考えたとき、
これからは雇われる人(サラリーマン)と自営業者の垣根が曖昧になり、
「正社員」や「ホワイトカラー」という地位がますます揺らぐことが予想される、と著者はいう。
市場原理主義の波とポピュリズム的民主主義に支配された日本の雇用状態は、
危機的な状況にある。労働問題に通じた著者が、労働構造の歪みと崩壊の予兆を
根底から論じる一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

これからのリストラの生け贄になるのは誰か―。労働問題の現場を知り尽くした著者が日本の雇用の未来を明らかにする。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 257ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/5/26)
  • ISBN-10: 4569708072
  • ISBN-13: 978-4569708072
  • 発売日: 2009/5/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 874,528位 (本のベストセラーを見る)
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By 佐倉ごるふ トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
正直言って、文体や構成は「論文」であって、すらすら読む大衆書
ではない。しかし、分析されていることは、骨太で、越し方行く末の
労働事情をみごとに分析した労作です。

おおまかには、前半は、日本人の雇用創生に関する思想の特徴
(マーケット市場原理主義、雇用は景気連動の派生主義など)をベースに、
正社員、非正社員、雇用者、自営業者、IC(インディペンデント・コントラクタ)
など、益々曖昧になる仕事の仕方、雇用形態をさまざまな角度から分析。
後半は、そんな嵐が吹き荒れる雇用の大激動のさなか、今は無風な「超終身
雇用世界」と、マスコミと雇用ファシズムによる圧力による崩壊の予兆を
実際の実例、実名、事件を引き合いにして実証式に考察していき、外野から
見ていると、相当に面白い。ちなみに、超終身雇用世界とは、医師・弁護士
など資格プロ、公務員、規制産業(電力など)の会社員、超大企業にぶらさが
っている中年社員などなどとしている。

結論付けた結末もないし、著者自身は民間で雇用された経験がない、と
正直に吐露しているが、しかし、本書で分析しているファクトやあいまいに
なる雇用、さらにグローバリゼーションと国際競争にさらされる先進国の
ホワイトカラーワークなどは、的を得ていて、この辺で、金融危機と未曾有の
不況で大混乱に陥っている雇用、労働をいったん整理する、という意味で
大いに価値ある一冊といえます。

本書を読むと、失業時のセーフティネットがいかに重要でありがたい制度
かがよくわかり、その制度的充実を切望したくなります。
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