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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
力まないで読んでみては,
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レビュー対象商品: 「正しい戦争」は本当にあるのか (単行本)
テレビで政治家や政治評論家の煽るだけで何の内容もない議論をみるよりも、この本を まず読んでみて政治をどうみるかの視野を 得ることをしてみることを始めてはどうかと思う。 対談した著作で藤原氏の評価をするのはあまりに 無意味。
79 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まっとうな大人の理屈による戦争批判,
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レビュー対象商品: 「正しい戦争」は本当にあるのか (単行本)
本書の特徴の一つは、国際政治の本質を、難解なタームに頼ることなく極めて簡潔に説明してくれていることだ。藤原さんによれば、宗教的対立に根ざした中世の「正戦」は歯止めがきかず悲惨なものになりがちだった反省から、近代に入りリアリズムに基づいた戦争観が主流になってきた。しかし、戦争を制限する国際法規などが生まれ、次第に戦争が「違法化」されるようになると、戦争を理念としては否定するが、そのために「平和を乱した敵」への「制裁」としての戦争を徹底してして行うという、アメリカのような国が生まれてくる。これは一種の中世的な「正戦論」への回帰で、最近のアメリカの軍事行動が「何でもあり」で歯止めの効かないものになりがちなのはそのためだ、というわけだ。教科書的な説明によって、現在の国際情勢を歴史的な流れの中にきちんと位置づけてしまう手さばきは見事だ。 本書のもう一つの特徴は、あくまでも現実主義な立場から平和の可能性を追求しよう、という立場に貫かれている点だ。藤原さんは現代の戦争について常にリアルかつシニカル見方をしており、平和維持のために最小限の武力は必要だという立場から自衛隊のPKO参加を支持してもいる。しかし彼はそれと同時に、どう考えても不合理としか言いようのない政治決定によって、アフガンやイラクで多くの血が流されたことについて強い憤りを示してもいる。そういう「冷めた頭と暖かいハート」によって、一見「現実的な」立場からアメリカの対イラク戦争を支持したり、核さえ持てば日本は安全になると思い込んだりしている人々の議論の「非現実性」が一つづつ暴かれており、読んでいて非常に痛快だ。 本書はいわば「常識ある大人の理屈によって書かれた戦争批判本」である。そのバランス感覚はむしろかつての高坂正尭さんなんかに近いものがあるんじゃないだろうか。
32 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
よかったですよ,
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レビュー対象商品: 「正しい戦争」は本当にあるのか (単行本)
藤原帰一さんの物腰の落ち着いた話し方が好きで、この本ももちろん読みました。国際問題に関しての態度として、リアリズム、リベラリズムと、単純すぎるほどの二分割態度ではいけないと主張する本書。内容としては、イラク戦争や北朝鮮問題など、今現在ホットなトピックに関して藤原先生が意見を述べる、といった内容です。いわゆる論文的な書ではないけれど、対談式のため非常に読みやすく、よくあるシンポジウムなどでのパネリスト的発言がメインとなっています。国際問題を考える際の入門編として、読みやすくて良いのではないでしょうか?
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