かつてはダウンタウンの大ファンであり、特に松本人志氏には尊敬の念を抱いていたので、
週刊朝日を立ち読みし、「遺書」や「松本」が出た時は初日に購入し1日で読み切って感動すらした。
その「お笑い」に対するプロ意識や、世の中の歪みに対する問題提起や解決策の提案など、
何度も読み直すくらい楽しむことが出来たし、宝物にすら思えた。
しかし2010年現在、上記2冊をまとめた本書を読んでみると、なんとも滑稽というか、
「言ってる事」と「やってる事」のギャップに驚かざるをえない。
様々な著作や映画監督などは、「お笑い」というよりマルチタレントへの道を歩んでいるし、
結婚や子供の誕生などは、めでたい事ではあるが、松本氏を「普通の人」に感じさせてしまう。
とくに「遺書」を書いた頃の松本氏なら、今頃は引退し日本国外で生活していても不思議とは
思えないくらいなのに、現実には「吉本の上位タレント」と言うポジションで、なかばサラリーマン状態。
とにもかくにも「昔と今のギャップ」に違和感と言うか、驚きを感じるとしか言いようがない。
それと同時に松本氏への特別視なども、ほとんど消えてしまった。