著者はニュートリノの検出に関する先駆的貢献でノーベル賞をとった物理学者です。
その肩書きおよびタイトルからは堅苦しいイメージや暑苦しい押し付けがましいイメージがありましたが一切そんなことはありませんでした。
著者の体験および宇宙や物理学についての(難しくない)話を通して著者の想いが綴られており、ラクな気持ちで読むことができます。それでいて読み終わったあとには大変前向きになれる有益な本であると思います。
タイトルからは哲学的な印象を受けますがそんなこともなく、ゆったりと構えたような内容です。自分の力だけに頼ってがむしゃらに本気になってがんばるのではなく、必要なときに本気になって頑張り、他人の力にも頼る。そして人とのつながりも大切にされています。
最後に、印象に残った部分を引用させていただきます。
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人生には「頑張りどころ」がある。
いやでも頑張らなければならないところにぶちあたる。言い換えれば「尻に火がついたとき」がそのときだと言える。
大事なのは「頑張りどころ」でいかに「頑張れるか」ということだ。
(中略)
「やればできる」というと「世の中そう甘いものじゃないよ」と言う人もいる。でも、わたしが言いたいのは、「本気になって」やればできるということだ。
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読みやすくプラスになる本でした。