著者は健康維持のために生活習慣の改善を奨める。自然界に存在しない化学物質を使った薬やサプリメントには副作用があり、体のバランスを崩すためである。一方で生活習慣の改善は規則正しい生活や運動などハードルが高そうである。そこで「朝5分健康法」が登場する。これは朝起きて僅か5分間で簡単に実践でき、1日の生活を快適に送ることができる健康法である(4頁)。
実際のところ、本書は「朝食を抜く」「身体を冷やさない」など消極的な指針が多い。健康維持・増進のために積極的に何かを求める一般の健康法と比べると異色である。積極的に行動することは一見すると前向きで達成感があるかもしれないが、「行動しなければならない」という義務感が逆に人を縛り、苦しめることになりがちである。これに対して本書の健康法は自然に取り組むことができる。