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「朝日」ともあろうものが。
 
 

「朝日」ともあろうものが。 [単行本]

烏賀陽 弘道
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

元朝日新聞記者が実名で、あの大朝日を内側から描いた問題作。朝日には不思議がいっぱい。

内容(「BOOK」データベースより)

聞いてビックリ、見てビックリ。朝日の記者生活は「驚き」の連続だった!「捏造は当たり前」「偏向は常識」が朝日の社風?!―元朝日新聞記者の苦闘の青春記。

登録情報

  • 単行本: 279ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2005/10/22)
  • ISBN-10: 4198618844
  • ISBN-13: 978-4198618841
  • 発売日: 2005/10/22
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 昔の社会主義国か, 2006/3/17
レビュー対象商品: 「朝日」ともあろうものが。 (単行本)
著者はもと朝日新聞記者。もとはインターネットで発表されたもので、すでに斜めに読んではいたが、きちんと単行本で読み直すと、よくある朝日批判のようにサヨクだとか中韓寄りだとかいう段の話ではなく、本当に会社としての体質がおかしくなっていると思える。

「アエラ」の「現代の肖像」のコラムに新しい書き手が欲しいというので、編集部員の筆者が書いて持っていくと、なぜか編集長代理が「俺は聞いていない」と言い出し、ヒラの編集部員が書くのは「前例がない」と言って没にする(ご丁寧にも、実は前例はあった。そんなことも調べなかったらしい)。せめて読んでから決めてくれと食い下がると、「読んだら、載せないわけにいかないじゃないか」という意味不明の理由で拒絶する(要するに判断する能力がないということだろう)。

アメリカにいる特派員が、十分な英語力がないものだから現地のアシスタントにつききっきりで通訳してもらい(正直、特派員なら当然英語くらいできるだろうと思っていた)、時にはインタビューも記事書きもやってもらって、のみならずその記事に自分の名前を入れる。おかげで、知日派の若いアメリカ人を激怒させ、日本から気持ちを離させてしまう。これはいささかショックだったし、人の仕事を横取りして平気という腐敗ぶりには肌寒いものを感じる。

「自己保身」「上役の顔色窺い」「年功序列」「横並び」「仕事の本来の目的を忘れた無意味な狭い仲間内の競争」といった、日本の会社とか役所の典型的な欠陥の塊みたいで、これで他の会社だの役所だのをよくぞ批判できるものだと思わせる。「自分を棚に上げる」という言葉を絵にかいたよう。努力した者もしない者もまったく同じに扱われるというあたり、昔の社会主義国かと思わせる。

なお、2007年2月現在、筆者のオリコンの統計について疑義を示した記事に対して、同社は筆者個人に対して5000万円の慰謝料を請求するという恫喝的な裁判をしかけて口封じにかかっていると見られるが、これに対して外人の記者クラブは協力して抗議声明を出したのに対し、日本の記者クラブの記者は筆者の名前の読み方や生年月日を当人に聞くていたらくだった。そんなもの、ネットで調べる程度の予習もしないのだ。
日本のジャーナリズム全体の腐敗と怯懦は、朝日だけバカにして済むレベルではない。
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39 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 組織論的アプローチによるマス・メディア批判, 2005/12/3
レビュー対象商品: 「朝日」ともあろうものが。 (単行本)
マス・メディア批判において「朝日批判」はひとつのジャンルを形成している。
ただし、この本はそれらとは違って単なるイデオロギー批判にとどまらず、
朝日新聞社を(大)企業という観点でとらえて批判しているのが新しい。
『自動車絶望工場』の朝日新聞社版と言ってもいいかもしれない。

朝日新聞社という組織システムがいかに硬直化しているか、そして有望な人材を潰しているか、
著者の実体験からなる文章は克明にそれを伝えてくれる。

思えばマス・メディアほどその内情が分からない組織もないだろう。
その内情の一部を垣間見させてくれる点で、本書は貴重である。
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63 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 朝日の内情は、日本社会、組織の縮図です。, 2005/11/6
レビュー対象商品: 「朝日」ともあろうものが。 (単行本)
 元朝日新聞記者のフリージャーナリストが、朝日新聞社内の「とほほ」な内情を描いた。
 朝日の思想的偏向のことではなく、形而下的な惨状を描ききっている。
 理念の喪失、精神主義、品性の欠如、組織内にしか向いていない視点、批評精神の枯渇、人材育成の放棄、公私混同、嫉妬社会、ちょろまかし、etc。 ここにあるのは、朝日だけのものではなく、私たちの属するすべての組織、そして、日本国の病弊である。
 どっぷりつかった、ぬるく薄汚れた風呂の桶の底は、もう抜けているのに。
 朝日を嗤うのではなく我がこととして読むべき本です。
 著者の勇気に拍手。
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