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「朝日」ともあろうものが。 (河出文庫)
 
 

「朝日」ともあろうものが。 (河出文庫) [文庫]

烏賀陽 弘道
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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「朝日」ともあろうものが。 (河出文庫) + 報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)
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商品の説明

内容紹介

記者クラブの腐敗、社をあげて破る不偏不党の原則、記者たちを苦しめる特ダネゲームと夕刊の存在……。朝日新聞社の元記者が制度疲労を起こしたマスメディアの病巣を鋭く指摘した問題作。解説=江川紹子

内容(「BOOK」データベースより)

記者クラブに席を置くことの誘惑と腐敗、社をあげて破る「不偏不党」の原則、記者たちを苦しめる「特ダネゲーム」と夕刊の存在…。「知る権利」のエージェントであるマスメディアの自壊は、民主主義の危機を生んだ。朝日新聞社で十七年間にわたり記者を務めた著者が、「職場」として経験したマスメディアの病巣を指摘した問題作。

登録情報

  • 文庫: 343ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/6/4)
  • ISBN-10: 4309409652
  • ISBN-13: 978-4309409658
  • 発売日: 2009/6/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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45 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者はもと朝日新聞記者。もとはインターネットで発表されたもので、すでに斜めに読んではいたが、きちんと単行本で読み直すと、よくある朝日批判のようにサヨクだとか中韓寄りだとかいう段の話ではなく、本当に会社としての体質がおかしくなっていると思える。

「アエラ」の「現代の肖像」のコラムに新しい書き手が欲しいというので、編集部員の筆者が書いて持っていくと、なぜか編集長代理が「俺は聞いていない」と言い出し、ヒラの編集部員が書くのは「前例がない」と言って没にする(ご丁寧にも、実は前例はあった。そんなことも調べなかったらしい)。せめて読んでから決めてくれと食い下がると、「読んだら、載せないわけにいかないじゃないか」という意味不明の理由で拒絶する(要するに判断する能力がないということだろう)。

アメリカにいる特派員が、十分な英語力がないものだから現地のアシスタントにつききっきりで通訳してもらい(正直、特派員なら当然英語くらいできるだろうと思っていた)、時にはインタビューも記事書きもやってもらって、のみならずその記事に自分の名前を入れる。おかげで、知日派の若いアメリカ人を激怒させ、日本から気持ちを離させてしまう。これはいささかショックだったし、人の仕事を横取りして平気という腐敗ぶりには肌寒いものを感じる。

「自己保身」「上役の顔色窺い」「年功序列」「横並び」「仕事の本来の目的を忘れた無意味な狭い仲間内の競争」といった、日本の会社とか役所の典型的な欠陥の塊みたいで、これで他の会社だの役所だのをよくぞ批判できるものだと思わせる。「自分を棚に上げる」という言葉を絵にかいたよう。努力した者もしない者もまったく同じに扱われるというあたり、昔の社会主義国かと思わせる。

なお、2007年2月現在、筆者のオリコンの統計について疑義を示した記事に対して、同社は筆者個人に対して5000万円の慰謝料を請求するという恫喝的な裁判をしかけて口封じにかかっていると見られるが、これに対して外人の記者クラブは協力して抗議声明を出したのに対し、日本の記者クラブの記者は筆者の名前の読み方や生年月日を当人に聞くていたらくだった。そんなもの、ネットで調べる程度の予習もしないのだ。
日本のジャーナリズム全体の腐敗と怯懦は、朝日だけバカにして済むレベルではない。
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40 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vzx
形式:単行本
マス・メディア批判において「朝日批判」はひとつのジャンルを形成している。

ただし、この本はそれらとは違って単なるイデオロギー批判にとどまらず、

朝日新聞社を(大)企業という観点でとらえて批判しているのが新しい。

『自動車絶望工場』の朝日新聞社版と言ってもいいかもしれない。

朝日新聞社という組織システムがいかに硬直化しているか、そして有望な人材を潰しているか、

著者の実体験からなる文章は克明にそれを伝えてくれる。

思えばマス・メディアほどその内情が分からない組織もないだろう。

その内情の一部を垣間見させてくれる点で、本書は貴重である。
このレビューは参考になりましたか?
64 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 元朝日新聞記者のフリージャーナリストが、朝日新聞社内の「とほほ」な内情を描いた。
 朝日の思想的偏向のことではなく、形而下的な惨状を描ききっている。
 理念の喪失、精神主義、品性の欠如、組織内にしか向いていない視点、批評精神の枯渇、人材育成の放棄、公私混同、嫉妬社会、ちょろまかし、etc。 ここにあるのは、朝日だけのものではなく、私たちの属するすべての組織、そして、日本国の病弊である。
 どっぷりつかった、ぬるく薄汚れた風呂の桶の底は、もう抜けているのに。
 朝日を嗤うのではなく我がこととして読むべき本です。
 著者の勇気に拍手。
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投稿日: 6か月前 投稿者: Piichan
朝日新聞社の内実の暴露に加え、著者の半自伝としても興味深く、夢中で読んだ。
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投稿日: 14か月前 投稿者: 中野拓
大手マスコミの本質を知りたい人、必読。
著者のツイートでこの本の存在を知り、読んだ。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: メガテリウム
プロ意識
元朝日新聞記者が朝日新聞社内の腐敗した実情を記録したもの。

別に朝日新聞でなくとも、大企業にはこんな企業もあるのだろう。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: くらうど
このまま5年・・・
元著は5年前の出版。
その後世の中はどんどん変わったのに、朝日は本書の体質のまま5年間下降し続けて現在の惨状に。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: Ryoryo
なぜ朝日ばかりこのような批判本が多いのか?その答えがこの本の中に垣間見える
最初は、「リストラされた記者の愚痴本」と思って手に取った。しかし、読み始めると驚きの連続で、行き帰りの通勤電車で2日で読みきってしまった。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/19 投稿者: フリーチベット
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投稿日: 2009/9/9 投稿者: フリーチベット
メディア業界の不思議な「常識」
元朝日新聞の筆者が、その朝日新聞社の「業界の常識 世間の非常識」な内容を暴露した本。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/7 投稿者: θ
日常的な腐敗
著者は17年間の朝日新聞での「サラリーマン生活」で見た、記者クラブ制に象徴される思考停止、足の引っ張り合い、を明らかにする。それは評者が、いつもため息をつきつつも... 続きを読む
投稿日: 2009/9/1 投稿者: 以丸
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