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「時間」を哲学する (講談社現代新書)
 
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「時間」を哲学する (講談社現代新書) [新書]

中島 義道
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

過去は消え去り、未来は到来する? 過去―現在―未来という時間の常識的理解からは見えてこない「過去と未来の正体」を考究する。

過去は場所ではない―「過去というところ」とはどのようなところなのか。それが漠然とでも空間的な場所のようなものと考えているところに、すべての誤りの源泉があると私は考えますが、ではそうではないとしたらどのような場所なのか。いや、はたして場所なのか。(中略)「過去というところ」はまったく場所ではないことを示すこと、さらに場所であると思うから出来事はその場所に保存されうるのですが、これがまったくの錯覚であることを見抜くこと、この錯覚への陥り方を見とどけること、そしてこの錯覚から芋づる式に出現する世界観を示すこと、以上のことが本書の中心課題であると言ってよいでしょう。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

過去は消え去り、未来は到来する。過去―現在―未来という時間の常識的理解からは見えてこない「過去と未来の正体」を考究する。

登録情報

  • 新書: 214ページ
  • 出版社: 講談社 (1996/3/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061492934
  • ISBN-13: 978-4061492936
  • 発売日: 1996/3/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ボヘミャー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
荘子の「胡蝶の夢」の話から始まるという凡庸な入口に不安を覚えた。

そのあと、ベルグソンやハイデッガーなど、世界的哲学者たちの時間論に次々に難癖をつけ、
それ以上の省察を自分は得ているという口ぶりで、本文が170ページほど進む。

著者は、最後の40ページで、ようやく持論を話しはじめる。

しかしそれは理論の展開と呼べるようなものではない。

最後に驚くべきことに、論旨は宙づりなったまま、とつぜん、それまで一度も言及されていない
マルチン・ブーバーの『我と汝』が強引に引用され、それを結論めいたものにして本文が終了する。
*この引用が、ラストの1ページ前!

これでは、時間についての鼻持ちならないたわごとにつきあってしまった
ということ以上の感想は持ちにくい。

講談社現代新書は、ときおりこういった書物以前的な物体を
平然と世に送り出してしまうので、要注意だという思いを強くした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tod
形式:新書
 哲学者中島義道氏による時間論の入門書である。新しい時間論を期待している哲学ファンにとっては物足りない内容かも知れないが、時間とは何か、哲学するとはどういうことかを知りたい一般読者にとっては恰好のガイドブックとなっている。
 中島はまず現在と過去とのあいだに横たわる絶対的な断絶を指摘するが、そこには大森荘蔵の時間論の影響が色濃く見られる。大森が他の哲学者からの引用を極力排除したのとは対照的に、中島は哲学にとどまらないエリアから種々多彩なサンプルを援用する。その論域の広さを博識と感じるか煩わしく感じるかは意見の分かれるところであろう。
 中島は時間の原型を過去に求め、現在や未来はそこから二次的に派生した制作物に過ぎないと説く。記憶が重要な位置を占める中島の時間論は経験に忠実であり、例えば植村恒一郎や入不二基義の時間論などと比較すると感情的湿度の高いものとなっているが、これは時間論に限らず中島哲学最大の特徴と言えるかも知れない。
 文体をですます調に統一したり、邯鄲の夢という中国の故事を冒頭に置いたりと、哲学初心者に向けた配慮が随所にうかがわれる。新書版という制約の中で分かりやすさを損なうことなく、これだけの内容を盛り込んだ手腕を高く評価したい。
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
時間とは何かということを、なるべく平明な文章でわかりやすく説いています。よくある専門書になると過去のの偉大な哲学者の引用からあーだの、こーだのと理論を展開することが多いのであるが、本書においては著者の方向性がしっかりしているため、そういう細かい部分は置いておいて、どんどん先に進みます。

時間というものに興味をもった人、哲学というものに興味を持ち始めた人にはお手ごろな書物だと思います。
この本を読めば、自分なりに時間というものをどのように捉えていくかの道標になると思います。

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