なにしろ半世紀続いてる月刊芸能雑誌の表紙がカラーで、ページをめくるごとに次から次へと出てくるわけで、ハンパじゃないインパクトだ。よくもまぁこれだけ……、という感慨。いや、それ以前に迫力というか、ある種の畏敬の念すら、この表紙のかたまりには覚えてしまうのだ。70年代の『明星』の表紙やカラーページの写真で強烈なインパクトを与えた、天才カメラマン・篠山紀信による巻頭文、そしてこの半世紀の日本の芸能の流れが読むだけでわかってしまう―近年の『Myojo』としての展開に、ただ単純にエールを送っているように見えて、実は……! という部分もある―、橋本治による「解題」もすばらしい。
なお個人的には、300ページあたりからの(ま、90年代以降の…)分を省いて、もう少し安く出していただけていれば、文句なく☆5つだった(といってもこれは『明星』の50周年を祝う本でもあるので、近年の分も載っていないと意味がないんだよな…)。それと96年以降、「はじめから5人だった」ことになっていた、某グループのメンバーが間違いなく6人いる表紙もいっぱい載っているので、そこに価値を見い出すなら、話はまた違ってくるだろう。
それにしても、ピーターにも藤圭子にも新沼謙治にも、“アイドル”だった頃があったんだな……。