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「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)
 
 

「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書) [新書]

上念 司
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◎ 本書内容
日銀総裁の年収は3492万円!
日本経済の長期停滞は日銀にあり!
金融政策を操る「無責任集団」を徹底検証する。

◎ 筆者より
1998年に日銀法が改正され、「日銀貴族」が誕生してから意図的とも言える
デフレ誘導が10年以上も続いています。政府はこれまでに何度もデフレ脱却を
要求していますが、日銀貴族たちはのらりくらりと言い訳ばかりしています。
しかも、国民を混乱させるような世論操作を行っている疑惑すらあるのです。

◎ 目 次
はじめに
序  章  「日銀貴族」誕生秘話
第 一 章  日銀貴族のトンデモ言行録
第 二 章  日銀貴族のトラウマ
第 三 章  日銀法を再改正せよ
おわりに

◎ 上念司(じょうねんつかさ)
1969年東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業(在学中は創立1901年の弁論部、辞達学会に所属)。
日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。
2007年より、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任。
2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。
現在、勝間和代のブレーンの一人として、主に金融政策、財政政策、外交防衛政策等のリサーチを行っている。
著書に『デフレと円高の何が「悪」か』(光文社新書)がある。

内容(「BOOK」データベースより)

10年以上デフレ下にあり、長期停滞が続く日本。その原因は、日本経済に急ブレーキをかけてきた日本の中央銀行である日銀(日本銀行)にある―。日銀総裁を始めとする「日銀貴族」たちの“トンデモ発言”を吟味しながら、日本の未来にとって何が必要なのかを具体的に考える。

登録情報

  • 新書: 230ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/6/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334035698
  • ISBN-13: 978-4334035693
  • 発売日: 2010/6/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:新書
日銀の職員を貴族、白川総裁を白川法皇と呼称して書き上げた日銀批判本。
デフレ脱却のための手を打たない日銀にしびれを切らし、最終的に日銀法改正を目指しているようだ。

日銀の問題とは、まずは第一にデフレ容認のスタンスであろう。
バブル崩壊後の失われた20年間、さらにリーマンショックで欧米各国の中央銀行がバランスシートを拡大させて通貨供給を増加させる中、殆ど傍観している日銀は異常ですらある。
著者は、第二にその原因を日銀法の改正にあるとしている。日銀の独立性を確保し、政府が総裁の首を切れない仕組みになっているのだ。
そう言えば、現在の日銀総裁は、民主党が人事に反対しまくって繰り上げで総裁になったんだったっけ。
政治が揉めれば揉めるだけ日銀はお得なのかしら。

日銀がこうなった理由を歴史的に解説する箇所も参考になった。

オタクネタが散見されるので、経済本は初めてという若者にはとっつきやすいかもしれない。
ただ、デフレギャップの分だけ刷を刷ってもいいというのは意味が分からなかった。
増えたお金が流通すれば、その回転した分だけGDPが増えるんじゃないだろうか。
金融政策だけでデフレを退治しようとしているので、少々乱暴な議論もあるかもしれない。

ただ、日銀の金融緩和が不足しているとか、インフレターゲットを取り入れるべきだとか、内閣が総裁を解任できるようにすべきとか、そのへんは全面的に賛成である。
このレビューは参考になりましたか?
41 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
公教育で学習してきた歴史観を改めさせてくれる良書。
昭和恐慌におけるリフレ政策や、
第二次大戦後、日本で輸出主導の経済復興を可能にしたのは、
朝鮮特需ではなく為替レート(ブレトンウッズ体制)だったことなど、
マクロ経済学を踏まえた歴史認識の素晴らしさを随所に味わうことができました。
戦争経済という呪縛から解き放たれ、感謝するほかありません。

アルゼンチン経済の遍歴(1980年代後半〜2000年代)を踏まえた日本経済の解説を読み、
「政府と中央銀行が正しい政策 ― 変動相場制とインフレーションターゲットの組み合わせ ―
 を採用すること」によってマクロ経済が好転していく流れに確信が持てました。

ところで、非常に反省したのは、バブル期の日銀総裁・澄田智氏に対する中傷です。
「澄田総裁は政府からの強い要請を受け、
(プラザ合意による)円高不況に対抗すべく徹底的な金融緩和を行います。
・・・この金融緩和自体は円高不況に対応するために非常に有効でした。・・・
しかし、このとき過剰に供給された資金が土地や株の投機に向かってしまったのが最大の問題でした。
日銀を弁護するわけではありませんが、これは日銀のせいではなく、政府の責任でした」
「実際の経済状況を客観的に見てみると、バブル期を通して確かに土地と株は暴騰しましたが、
消費者物価指数そのものはマイルドなインフレ状態で安定的に推移していたのです。
すなわち、この点で日銀を批判するのはまったく見当違いであり、八つ当たりもいいところだったのです。」
非常に深く反省しております。
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38 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
リーマンショック以来、各国の中央銀行が前例のないバランスシート拡大に努めデフレを未然に防止するための金融政策を断行する中、日本銀行だけが危機の最中にあって無作為を貫き通し、結果として深刻なデフレ不況に陥った歴史的事実の背後に何があるのか?著者は一般にはあまり理解されていない日本銀行という組織の体質に迫り、難解な金融用語に馴染みのない読者にも平易に解説している。なぜ、日本だけがデフレに苦しまなければならないのかを考えるヒントを与えてくれると同時に、日本における組織の迷走について、時節柄深く考えさせられる良書である。
一部、日銀総裁の特権的な立場を白川法王と皮肉る悪乗りはあるが、日銀総裁は日本で唯一通貨発行権と金融政策が可能な日本銀行という組織の首長であり、内閣総理大臣ですら罷免する権限がない独立性を日銀法によって与えられていることの重大さを考慮すれば、一般読者には痛快でさえあり、かえってイメージが湧きやすい表現であった。
(ゆえに日銀関係者に限っては、不快に感ずる表現であろうことは想像に難くない。)
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