日本が陥っているデフレへの対策を、著者の専門でもある経済史を交えて論じている。小難しい話は一切ないのでとっつきやすかったが、わかりやすさとは裏腹に、歴史などいろんな話が出てきて意外と読むのに時間がかかった。
著者である若田部氏はリフレ派の論客であり、デフレを解消するには通貨供給量を増やすしかないと言う。だが日銀は金融緩和に消極的である。
著者はその理由として、日銀が
1.インフレ恐怖症
2.官僚組織特有の現状維持バイアス、事なかれ主義
3.日銀の独立性
の3つの呪縛に捕らわれているためだと言う。
結局のところ、日銀におカネを出させるためには政府や国民が外部から圧力を加えるしかない。そういう意味でもやっぱ経済は勉強したほうがいいんだろうなと思う。