著者は産業カウンセラーの資格もお持ちのようで、カウンセラーとして、
新型うつの人々に対してカウンセリングを行っているその内容などが書いてあります。
心が敏感でない方や、問題なく日常を過ごされている方が、この本を読まれると実際
こんなことでうつになるのか?ただの怠けではないのか?と思われると思います。
しかしそうした方たちにも、理解を諭すような内容にはなっていると思います。
カウンセリングの内容を拝見していて、新型うつの人たちが、みな
会社になじめずカウンセリングにに受けに来る。という内容だったので、会社
が原因ではない状態で新型うつ(仕事ができない=働けないということになる
のかもしれなせんが)に陥っている人は、実際どういう対処で良くなっていく
のか分かりませんでした。新型うつの原因は社会になじめないということだけが
原因ではないと自分は思っておりますので…
新型うつは従来の治療法ではよくならない(従来型うつ病)、適応障害、パーソナリティの問題もあるということには納得できました。従来のうつ、適応障害、パーソナリティ。この3つの観点から診ないと、新型うつの回復は難しいようです。薬が効かないのもこうした理由からだそうです。
他にも、新型うつになりやすい傾向の人や、回復に向かってできること、心の
持ち方、時代背景、接し方など…かなり掘り下げて書いてるので、自分が新型
うつなのかと思われる方や、新型うつに対して理解を得たい方にはおすすめです。
実際に、会社に行ってもなじめず、休職などをされている方には絶対読んで
頂きたいです。
逆に家に引きこもってしまっていたり、無職で家にいる、それで自分は新型うつ
なのではないか、という人向けの内容ではないと思います。