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「教員評価」―検証 地方分権化時代の教育改革 (岩波ブックレット)
 
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「教員評価」―検証 地方分権化時代の教育改革 (岩波ブックレット) [単行本]

苅谷 剛彦 , 妹尾 渉 , 金子 真理子 , 諸田 裕子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

教師の世界にも、能力開発を謳い、業績に応じた処遇への道を開くといわれる新しい評価制度が入ってきた。「教えるという仕事」は評価可能なのか。教師はどう受け止めたのか。示唆に富む経緯をたどった宮崎県のケースを検証する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

苅谷 剛彦
オックスフォード大学教授、東京大学大学院教育学研究科教授(2009年9月まで)。専攻は教育社会学、比較社会学

諸田 裕子
元東京大学大学院教育学研究科産学官連携研究員。専攻は教育社会学

妹尾 渉
平成国際大学専任講師。専攻は教育経済学

金子 真理子
東京学芸大学教員養成カリキュラム開発センター准教授。専攻は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 71ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/3/6)
  • ISBN-10: 4000094521
  • ISBN-13: 978-4000094528
  • 発売日: 2009/3/6
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ミヤコ トップ100レビュアー
形式:単行本
本書は、近年教育界に入ってきつつある(あるいはすでに導入され
ている)「教員評価制度」について、著者たちが行ったアンケート
結果や事実・データに基づき、その実態把握を中心に、そこから
見える今後の方向性も一部まとめたものである。

本書では、すでに評価制度を導入している宮崎県の事例を例にとり、
論を進めている。
本書で書かれている具体的な内容としては、宮崎県の評価制度が
今のかたちになるまでの経緯に加え、その評価制度に対する行政側
および現場教員側の捉え方の違い、現場教員でも教育観や年齢や立場
によって評価制度の捉え方に違いがあるのか、あるとすればそこから
どういったことが読みとれるのか、といったこと等が中心である。
すなわち、宮崎県の事例から浮かび上がる評価制度の実態の把握が
もっとも大きなテーマとなっている。

現場の意見を取り入れ、「あくまで教員と組織の能力向上のため」
という目的で始められた評価制度ではあるが、実際のところ現場教員
の抵抗感は強いこと、優れた教師というものを一元化して判定できない
と感じる教師ほど評価制度への抵抗感が強いこと等、興味深い結果
が満載である。

教育という数値化しにくいものへの評価制度の導入というと、すぐに
新自由主義に基づく成果主義の導入ということをイメージしてしまい
がちである。しかし、本書で扱われている宮崎県の評価制度も含め、
成果主義の評価とは一線を画し、教育現場に合った評価制度の検討は
現在盛んにされているところであろう。
本書は、その検討材料の貴重な資料とも、そして各教員が評価主義
の現実を知った上で考えを深める材料ともなる、内容充実の貴重な
一冊である。
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