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「教えて考えさせる授業」を創る―基礎基本の定着・深化・活用を促す「習得型」授業設計 (教育の羅針盤)
 
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「教えて考えさせる授業」を創る―基礎基本の定着・深化・活用を促す「習得型」授業設計 (教育の羅針盤) [単行本]

市川 伸一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

学力差がある現実の教室を前提に、どの子にも確かな理解・定着・参加が生まれる授業をどう創るか。いま、授業づくりの基本を問い直す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

市川 伸一
1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。文学博士。専攻は認知心理学、教育心理学。特に、認知理論に基づいた学習過程の分析と教育方法の開発をテーマとしている。文部科学省中央教育審議会教育課程部会委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 188ページ
  • 出版社: 図書文化社 (2008/05)
  • ISBN-10: 4810085104
  • ISBN-13: 978-4810085105
  • 発売日: 2008/05
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
カバー裏にはこんなことが書かれています。
----
「学力差があるのだから習熟度別にするしかない」と言う前に、
授業設計の基本方針を見直してみませんか。
◎未習の基本事項は教師から共通に教える
◎子どもどうしの教え合いを通じて理解の確認をはかる
◎発展的課題の協同解決で理解を深める
◎自己評価として「わかったこと」「わからないこと」を書く
----

昨今の教育現場、特に算数や数学の場面ではこんなことが言われていないでしょうか。
「教科書は閉じたまま、黒板の問題を見ましょう」とか、「指導」よりも「支援」だ、といったものです。
筆者はこの流れに疑問符を投げかけます。

塾に通っていたり、予習をしている子どもたちにとって、教科書にある問題を与えられ、
どのように解いたらよいのか、既習事項から類推する時間は、既に知っていることをなぞるだけで無駄な時間なのではないか。
また、学力が低い子にとっては、既習事項を習得していないため、類推などできないのではないか。
支援するだけに終始する「教えずに考えさせる授業」は通常の授業スタイルとしては無駄が多いのではないだろうか。

よって、筆者は「基礎基本は教える。そして理解度を確認して定着を図る。その後、ハイレベルな課題を与えるような流れを考えていけば、最低限の学力がつき、塾や予習を行っている子もますます知識理解を定着させ、深化することができる。」という
「教えて考えさせる授業」を提唱します。

最後には必ず、メタ認知の育成のために「わかったこと」と「わからないこと」を書かせるのも特徴と言えます。

おそらく、タイトルから考えるのは、教える=詰め込み教育 といった考え方かも知れませんが、決してそうではありませんでした。

この本には、例として
「割り算の筆算(十の位からの繰り下がりがある場合)」、「複合図形の面積」、「平行四辺形の面積」、
「かんなでの削り方の指導」、「順列・組み合わせ」などをどう扱うかについて、具体的な指導の流れを踏まえながら
教えて考えさせる授業の指導形態についてわかりやすく書いてあります。

私はこの本を見て、はじめは衝撃を受けました。私が行っていた授業はまさしく教えずに考えさせる授業であったからです。
この指導形態は、不確定要素が多く、うまくいく時は爆発的に意見が飛び出ますが、全く収穫が無いときもありました。
(これは指導形態だけの問題ではないとも同時に思います)
それを解決する一手段として、指導方法の見直しを行うとするなら、この本は誰しもが読むべき本だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By matsu
形式:単行本
最近よく「学力低下」と言われている。それは、昔ほど教師が教えることが少なくなったことも影響していると思う。昔は「教えてから考えさせる」「教えた後に考える」場をよく作っていたように思う。この本は、その考えに立ち返ろうと呼びかけているような気がする。新しい考え方ではなく、「古くてもいいところは残そう」という、まさに「温故知新」の考え方をうたっている。しかし、「ただ教えればいい」という考えではなく、「どのように考えさせるか」など実践例など多く取り入れているので、非常に作者の意図が伝わってくる。教育にはいろいろな考え方があるが、その参考になる考え方のひとつになると思う。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz.
形式:単行本
「教えて考えさせる授業」…それって、普通の授業のことじゃないの? そうではなかったのである。 近年の授業の主流は「自ら学び、考える」というイメージに引っ張られすぎたためか、「教えないで考えさせる」ものだった。 これには「関心・意欲・態度」といった評価軸の重視という要因もあると思われる。 詰め込みからゆとりへ、 知識注入から自己解決へ、教育現場は社会の雰囲気によって振り子のように揺れてきた。 今こそ「習得」「探求」というサイクルを意識し、 「教えて考えさせる」 「教えないで考えさせる」「教えながら考えさせる」と、目標に照らし合わせながら手立てを考えていきましょう、というのが本書の主張だ。 現行の方針を否定せず、バランスよく取り入れていこうというスタンスはとても建設的だ。 そして、他にも非常に重要な視点がさりげなく書かれている。 それは「教える」から「考えさせる」にあたっての第一ステップである「学習理解確認」と、第三ステップである「学習評価」である この2つがないと、結局は教えっぱなし、学びっぱなしとなってしまう。 結局は教師が何に焦点をあて、何を理解してほしいか、何を考えてほしいか、それを明確にするということが肝要だと感じた。
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