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「放蕩」する神―キリスト教信仰の回復をめざして
 
 

「放蕩」する神―キリスト教信仰の回復をめざして [単行本]

ティモシー ケラー , Timothy Keller , 廣橋 麻子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

父に背を向け、身を持ち崩した弟、父に従いながらも弟の帰還に眉をひそめる兄―イエスのたとえ話を丹念にひもときながら兄弟双方に注がれる浪費家の神(Prodigal God)の恵みを浮き彫りにする。「ニューズウィーク」誌が「21世紀のC・S・ルイス」と称した牧師の代表作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ケラー,ティモシー
ペンシルベニア州生まれ、バックネル大学、ゴードンコーンウェル神学校、ウェストミンスター神学校で学んだのち、バージニア州ホープウェルの教会で牧会。1989年にニューヨーク、マンハッタンで、妻キャシー、3人の息子たちと、リディーマー長老教会を開拓。現在同教会は、礼拝が5回行われ、のべ出席者数は約6千人。ニューヨーク近辺のみならず世界各地での都市開拓伝道を支援している

廣橋 麻子
国際基督教大学教養学部教育学科卒業、同大学院行政学研究科博士前期課程修了。行政学修士(アメリカ研究)。日本長老教会おゆみ野キリスト教会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 143ページ
  • 出版社: いのちのことば社 (2011/01)
  • ISBN-10: 4264029120
  • ISBN-13: 978-4264029120
  • 発売日: 2011/01
  • 商品の寸法: 18 x 12.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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 わかりやすくて、実に面白い本である。聖書の放蕩息子のたとえ(二人の兄弟がおり、弟は財産をもって家出してしまったが、父はそれを愛をもって許す、実直な兄はそれに嫉妬するという話)、から、放蕩の限りを尽くした弟だけでなく、兄もまた道徳による自己中心の罪を犯していることにスポットを当て、自分の状況に気付いていない兄(タイプのクリスチャン)の方がより危険であるとまで述べられる。これは伝統的なクリスチャンには衝撃的な問いかけである。多くの人が目を開かれたような気がするのではないだろうか。
 また読み手としても、不遜ながらそこまで言っていいのかという緊迫感が小気味よい。本書はニューヨークで6千人の大教会を開拓された牧師による信仰書であり聖書の解説書なのだが、小説のようなドラマチックな展開を追っていく楽しさがある。そして結末は「大宴会」。人間は喜びにあふれた神の宴会に招かれているのだという、読む者は自分もその場所にいるような、ウキウキした感動が味わえる。
 ともすれば真面目一辺倒の「兄タイプ」なキリスト教に飽きている、疲れているクリスチャンは案外多いのではないか。しかし本書はそのような者にこそキリスト教の本質「福音」に与る幸福、希望を新しい形で再発見させてくれる。翻訳が丁寧でかつ大胆。本書の魅力、味わい、衝撃を十分に伝えきり、なおかつ訳者独特のあたたかさを感じさせる名文である。
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