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「戦地」派遣―変わる自衛隊 (岩波新書)
 
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「戦地」派遣―変わる自衛隊 (岩波新書) [新書]

半田 滋
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

続発する不祥事や事故、揺らぐ文民統制…。その背景に何があるのか。インド洋、イラクへの派遣を通して、いま自衛隊は大きく変貌しつつある。派遣に至る政治的駆け引きの内幕や、知られざる現地での活動の実態を丹念な取材で克明に描き出す。米軍再編やミサイル防衛など最新の動向も踏まえ、変容の実像、ゆくえを追う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

半田 滋
1955年栃木県生まれ。東京新聞編集委員。下野新聞社を経て、1991年中日新聞社に入社し、東京新聞編集局社会部勤務。1992年より防衛庁(現防衛省)取材を担当。1993年防衛庁防衛研究所特別課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 238ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/2/20)
  • ISBN-10: 4004311756
  • ISBN-13: 978-4004311751
  • 発売日: 2009/2/20
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By Fernald
形式:新書
筆者は長年防衛省・自衛隊を担当している東京新聞の記者だけあって、様々な情報源を有しているのだろう、聞いた事がないエピソードが本書の随所に散りばめられており、面白い。イラクやアデン湾といった自衛隊派遣の現場への取材も行っており、現場の生の声を伝えている意義は小さくない。そして、海外派遣が常態化した結果、文民統制がないがしろにされているのではないかという筆者の問題意識も全うだと思われる。

それなのに、自衛隊は問題だ、自衛隊を徹底的に批判しようというマインドセットが筆者の深層心理に出来上がっているようで、せっかく筆者があつめた貴重な情報も、こうしたバイアスの下で料理されてしまっているので、結果として、よくある自衛隊批判本の類になってしまった。情報と情報をどのようにつなぎ合わせるのかというのが物書きの腕の見せ所であり、ここには細心の注意が求められるが、筆者は、前述のマインドセットに従って強引に情報を情報をつなげ合わせてしまっており、論理の飛躍としか思えないところが少なくなかった。個別の情報は面白いだけに、残念である。
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形式:新書
護憲の立場から9.11以降の自衛隊の変化を描く。

好意的に解釈するなら本書の言いたいことは政治家は仕事をしろということだ。そしてその意見自体は正しい。自衛隊派遣のための恒久法は提出される見込みはないし、世論同様政治家も派遣後の戦地には関心が無く視察にもろくに行かない。

だが本書の全体の印象としてはむしろ自衛隊に批判的な内外の声をかき集めただけという印象だ。その中で特に気になった点を2点。

まず著者のシビリアンコントロールに対する見解だ。シビリアンコントロールは軍の派遣など政治的判断は政治が行い、具体的内容や現地の行動は制服組に任せる、というのが本来の意味だ。しかしどうも著者を含む日本人の多数はその全てを背広組が判断すること、と考えているようだ。

二点目はクウェート高官のリップサービスを根拠に湾岸戦争の日本の対応は間違っていなかった、国際貢献は金だけでいい、という論理だ。これは問題外で世界がテロとの戦いに向かっているときに日本だけお金だけ出すとこんな意見が通るわけが無い。仮に相手が本当に感謝していたとして日本国民はそれでいいのか?と問いたい。

全体的に散々な本だが現地まで行っており非常に丁寧に取材しているようだ。現地で日本の肯定的な評価も聞いたろうになぜこのような結論になるのか不思議だ。
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7 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
自衛隊は、政治家の詭弁の被害者だと、改めて思う。自衛隊を違憲だとか、不要だとか、机上の空論を叫ぶ者は、犠牲を出さないために、何をどうするのか。戦闘を想定しない、貧弱な装備の現実の方が怖い。
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