今更ごちゃごちゃと「内容が薄っぺらいうんぬん」なんて
野暮なことは言わないほうがいいでしょう。
この本を「物足りない」と感じるコアな戦国ファンの方は、
文句を言う前にもうこの手の本を卒業する段階にきている
と考えたほうが良いかと思います。
さて、この本は帯にも書かれているとおり、
昨今の戦国ゲームブームで「戦国時代っておもしろそう」と
興味を持っているライトユーザー向けの本です。
各武将になかなか麗しい戦国武将のイラストもついており、
その枚数も凄く多いので(数ページ毎に掲載)
各武将のイメージを簡単に頭に思い描けるのが
初心者にはありがたいのではないでしょうか。
これまでの戦国武将本での武将イラストといえば、
どれも同じようなヒゲヅラの同じような甲冑のおじさんばかり。
頭の中で合戦をイメージしようにも各武将の区別ができず、
加藤清正だの福島正則だのと言われてもぴんと来なかった方も
多かったのではないでしょうか。
そういう点ではこの本のイラストは非常に個性的に描かれているし、
絵柄も学習漫画チックじゃない垢抜けたテイストで纏められ
想像しやすく・覚えやすく・区別がつけやすいと三拍子揃っています。
とにかく先に有名武将をあらかた覚えてしまいたい方には最適です。
まあ、肝心の説明文(本文)のほうは、
どこにでもある戦国武将本とほぼ同じですし、
「よく分かる本」というよりは「大体分かる本」程度ですが、
イラストのお陰で若い層の「覚えよう・学ぼう」という
モチベーションは格段に上がると思います。
良くも悪くも初心者向けですが、個人的には入門書としておすすめです。