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「心の専門家」はいらない (新書y)
 
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「心の専門家」はいらない (新書y) [新書]

小沢 牧子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現在、社会で良きもの、必要とされているものを根底から問う!ここ五、六年、事件・事故が起こるたびに声高に叫ばれるものに「心のケア」「心の教育」という耳に心地いい言葉がある。なぜ、この風潮はかくも社会に浸透し、蔓延したのか?日常の関係に目を向けることを避け、「心の専門家」に依存し、そこに救済願望を託す「心主義」と言いたくなる傾向に対し、長年、臨床心理学の問い直いに携わってきた著者が、この学問の何が問題かを白日の下にさらす。「相談という商品」を「一緒に考え合う日常の営み」を取り戻す道を探る試み。

内容(「MARC」データベースより)

「心の専門家」の氾濫と、それを喧伝するマスコミ、それに浸食されていく世の中。長年、臨床心理学という学問の問い直しに携わってきた著者が、「相談という商品」を「いっしょに考え合う日常の営み」へと取り戻す道を探る。

登録情報

  • 新書: 218ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2002/03)
  • ISBN-10: 4896916158
  • ISBN-13: 978-4896916157
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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60 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書は一言で言って「心の専門家」がその仕事を行う際の落とし穴と、そんな「心の専門家」が社会の中で大きな位置を占めてくることで社会の方向性への不安を指摘している本である。

 前者は例えば、心の専門家が新しいタイプの人間管理の手先になる可能性や、生活における苦悩をすべて心の問題にすり替えて片づけてしまう可能性についてであり、後者は例えば、心という領域まで商品化されてしまう傾向への不安、心の専門家に依存することでますます生身の人間同士のつながりが希薄になっていくことへの不安、個人の問題に還元することで社会が問われなくなることへの不安である。よく読むと、特に後者(社会)についての指摘が多いように筆者は思う。
 問題意識自体は本質的なので、心理療法の初学やカウンセリングに大きな期待を持っている人にとっては一読に値すると思われる。

 しかし一方で、心理療法の現状についてそれ程正確な描写がなされておらず(例えば不登校に関する下りなどかなりヒドイ)批判がやや的はずれな箇所のある点と、問題が生じる可能性の指摘や社会に関する理想論が先行して、建設的な提案が皆無である点を不満要因としてあげておこう。「縁の思想を大切にしたい」と述べるだけの結論部分のお粗末さにはがっかりしたものである。心の専門家サイドにも社会的理想と現実とのギャップを埋めるささやかな実践として心の専門職を行っている人々もいるわけで、どうせならそういった人との連携などを通して、より建設的な提案を聞きたいと思った。

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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
カウンセラーが社会に進出した背景を解説。

・カウンセリングは問題を周りから切り離し、本人の問題へと持っていく

・心のケアを行うのは見ず知らずの専門家ではなく、身近な家族や友人であるべきだ

・ケアを受ける人間は社会的弱者となり、時には加害者が被害者に派遣「してやる」といった歪みを起こす

などと主張。私自身は筆者の考えに近く、世の中のカウンセラーについて感じていた胡散臭さを言葉にして貰った。

しかし、著者の個人的な好き嫌いによって書かれている部分が多すぎる。例えば、カウンセラーが「現代社会は人間関係が弱まっているからこそ、専門家が出て助ける必要がある」と主張したら、立場の相違で片付けられてしまうだろう。

筆者が臨床心理学の専門家であるからこそ、技術の有効性や資格の妥当性に焦点を当てて描いて欲しかった。一例として悪魔払いのような方法が紹介されているが、このようなものを取り上げる方が有効だと考える。
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77 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lionel
形式:新書
これまでモヤモヤしていたところを、スッキリとさせてもらったという感じである。
 確かに最近、マスメディアやいろんな場面で「心のケア」が大きく扱われている。そしてカウンセリングも大はやりである。「心の専門家」の氾濫と、これを喧伝するマスコミ、そしてそれに浸食されていく世の中への強い気がかりから、この書を著したようである。

これまで長く臨床心理学に携わってきた著者であるが、以前からカウンセリングに対して違和感を持ちながら、今「臨床心理学論」を唱えているその切り口は鋭い。

「心の専門家」は基本的に没社会的・個人還元的で、問題を社会の問題としてではなく、個人の資質や家族のいたらなさ、つまり個人の問題へ閉じ込めていく役割を担っているのではないか。困難に陥った者が真に求めているものは、心の専門家ではなく、自分のおかれた困難な状況を理解し、その状況を切り開いていくべく「共にたたかって」くれる仲間と出会うことである、という著者の意見に共感するところが多い。
人が困難に出会ったとき、安易に心の専門家に向かうのではなく、その人自身の日常生活の関係性の中に、困難に向かう力を見いだしていくことの大切さを痛感させられた一冊である。

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最近のカスタマーレビュー
臨床心理学への警鐘
キャリア・カウンセリングを受けたことがありますが、カウンセラーは、... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: TAKERU
全く同感である
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なぜなら、この学問はまだまだ発展途上なのだ。... 続きを読む
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投稿日: 2009/3/15 投稿者: ぱるる
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批判にせよ、賛同にせよ意見を持てる本だと思う。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/5 投稿者: たかが一高校生
一読はするべき。
カウンセラーの役割に疑問を持ったことがある人は、少なからずいると思う。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/8 投稿者: 哲学する河童
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... 続きを読む
投稿日: 2007/4/3 投稿者: 黙羊
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心の時代、心理マーケティング、いじめ問題などなど、すべては心に関する問題だとする風潮の中で、真っ向からカウンセリングを否定する本。人と人の絆を大切にすることが社会... 続きを読む
投稿日: 2007/1/7 投稿者: たこたこ屋
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投稿日: 2006/7/29 投稿者: 萩原 湖太郎
大切な視点だと思う。
心の専門家、心のケア等々。

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投稿日: 2005/11/24 投稿者: ka-min
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