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「心」と戦争
 
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「心」と戦争 [単行本]

高橋 哲哉
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

国家がせり出してきた!教育基本法改正、道徳副読本『心のノート』の全小・中学生への配布、有事法制……この国では「戦争ができる国づくり」への動きが強まっている。
しかし、いくら法律を完備しても戦争はできない。それをになう国民の「心」が求められている。平和憲法離れが加速するこの時代の根底にあるものを思想的に分析し、どのように生きるかを問う「いま、生成する」哲学。

内容(「BOOK」データベースより)

この国では「戦争ができる国づくり」への動きが強まっている。しかし、いくら法律を整備しても戦争はできない。それをになう国民の「心」が求められている。教育基本法改正、道徳副教材『心のノート』の全小中学生への配布、有事法制など、平和憲法離れが加速する時代の根底にあるものを思想的に分析し、どのように生きるかを問う注目の書。「国民精神」はいかにして創出されてきたか。戦死者が英雄視され、さらなる戦死者を生みだしていく回路を断ち切るには―。「心」と「国」と「戦争」をめぐる現代の危機を、戦前からの大きな流れの中に見すえた「いま、生成する」哲学がここにある。

登録情報

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: 晶文社 (2003/4/23)
  • ISBN-10: 4794965680
  • ISBN-13: 978-4794965684
  • 発売日: 2003/4/23
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 小僧 VINE™ メンバー
形式:単行本
心のノート、教育基本法改正、有事法制、靖国・・・本書は、これら一連の流れを、「心」と「国家」と「戦争」を軸にして解き明かす。見えてくるものは、「国家」に回収されていく個々人の「心」、という事態である。

教育基本法や靖国に関する記述は、著者の『教育と国家』(講談社現代新書)や『靖国問題』(ちくま新書)と重なるところも多く、それらを先に読んでいた身としては特に新しさはない。(出版は本書の方が先だけど)

しかし、議論の切り口は見事であり、また平易な書き方で非常に分かりやすい。一連の流れの根底にあるものが一本の糸でつながってクリアーに見えてくる。

全体を通して印象的なのは、「心」を「国家」に回収されてしまうことは、現在の世界において今なお絶えない「戦争」という現実に対してあまりにも現状追認的になってしまうのではないか、という危惧。確かに昨今の潮流は、現状に批判的に向き合い、より理想的なものに改変していく姿勢がまるで欠如している。「懐疑や批判の精神を養うことにまったく関心のない「心の教育」は社会を健全に保つためにかえって危険ではないか」という指摘はもっともである。

P169「現在、私達の社会は敗戦後、最大の歴史的分岐点に立っていると思います。「有事法制」を認めて政府に対し戦争の禁止を解除してしまうのか、それとも逆に、かつての失敗から改めて教訓を引き出し、自国の「外」でなされる戦争や自国が勝利する側にいる戦争にも参加することを拒否し、戦争の加害者にも被害者にもならず、地域と世界の平和に非暴力で関与していくことを選ぶのか。私達皆がそれぞれに問われており、選択を迫られているのです。」

「戦争」のない世界をいかに作るか。そのためには「国家」なるものを相対化し、批判的に改善していくことが不可欠である。「国家」がせり出してくるこの時代だからこそ、本書を通して「国家」との向き合い方を考えたい。
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26 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
高橋哲哉先生が2002年の冬に朝日カルチャーセンター・横浜で講演された際の講演記録に加筆・修正をなさったもの。高橋先生の本は難しいかも…としりごみしている人、まずこの本を読んでみて、少々基礎知識をつけてから、高橋先生の『教育と国家』『靖国問題』(「『心』と戦争」より初版発刊日が新しい)を読むと知識も広がり、思索も深まることと思う。
 私個人的には、この著「『心』と戦争」では第3講「『有事法制』はこの国をどう変えるのか」が印象的。「戦争は遠いところで行われているもの」「わたしたち一般市民にとってはあまり影響がないや」と楽観することは無謀である、もっと真剣に平和を希求するべきだ、と思う。
 第4講に紹介されていたアメリカの「ピースフル・トゥモロウズ」(9・11事件の遺族で、アメリカの武力報復に反対しているグループ)のありかたには、胸打たれる思いがした。国が戦争を正当化するためや国益を上げるために市民の生命や気持ちを踏みにじることは、あってはならないことだと思う。
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33 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
心のノート 2003/7/7
By tomotta
形式:単行本
「心のノート」が小中学校の教育現場で使われようとしている。これは国からの心のプレゼントということで、道徳教育の充実を目指してつくられたものである。著者は「心のノート」中に戦前の修身を見る。さらには、「心のノート」も、その一見ソフトな外見とは裏腹に「国家の統治行為」として作成され、配布され、使用されようとしている。と指摘している。

このような流れは、自衛隊の海外派遣問題などに見られる戦争に対してのハードルの低下とも決して無関係ではない。
「心のノート」を通じて見え隠れする、子供たちの心のコントロールといった問題は、愛国心といった本来評価不可能なものに対してまでも、評価の対象としていることに一部顕在化していると言える。

このような心配が杞憂だったかどうかは歴史を待つしかないが、今その大きな分岐点に立っていることは確かである。
過ちを繰り返さないためにも、著者の論は傾聴に値する。

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投稿日: 2003/8/27 投稿者: mic
高橋節が垣間見れます。
"¬'èaa§äoo§-1 ̄°ä... 続きを読む
投稿日: 2003/5/9 投稿者: ねおにっきぃ
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