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66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
苦しみを除く、老衰=自然死の選択。,
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レビュー対象商品: 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (単行本)
老衰の為に体に限界が来て、徐々に食が細くなって、ついに眠って静かに最後を迎える平穏な死を誰もが理想的と考えるだろうが、現実は延命措置を施され、苦痛を味わって死んでいく事も多い。本人がそのような死を望んでも、それは“治療の差し控え”として、家族の反対や、医師に保護責任者遺棄致死罪の適用されるケースもあって果たされがたい。 しかし、胃瘻や経管チューブによる栄養補給は、栄養や水分過多となり、誤嚥性肺炎などの原因となり、結果として苦しみを招く。 本書は、特養に常勤医として勤務し、4年で47名を看取っている現職医師による、そんな現状を踏まえての理想的な死の提言。 ほぼ寝たきりの経管栄養状態でも、1200kcal/1400ml程度からゼリー食などで600〜400kcalまで減らすことで人間らしい穏やかな死へと向かう。 最後は喉の渇きや空腹を訴えながら“餓死”していくのではないかとも思ったが、本書は老衰死の場合、栄養や水分の補給がない方が楽に逝ける例として、以前より三宅島で行われている同様の例や、欧州、日本老年医学会・植村和正医師の説をあげる。 ちなみに生命維持装置をつければ、3日間で¥100万の費用がかかる。 それで患者本人が苦しまずに逝けるなら値打ちはあるかもしれぬが、以前より無駄な延命ではないかとの不信感を持っていた私としては、自身はもとより、身内にもそのような死は求めたくはない。 今後も類書や研究結果が多く出版され、コンセンサスを得るようになればと願う。
50 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これこそ現場の声です,
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レビュー対象商品: 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (単行本)
私も在宅医療をやっている医師の一人で、寝たきりの高齢者や施設の高齢者を多く診ています。まさに現実はこの本にあるとおりです。口から食べられなくなるということが死を意味していた一昔前のほうが、はるかに本人も家族も幸せだったと思います。医療の技術が進歩するということは、逆にきちんとした死生観を持つ必要があるということです。臓器移植の脳死判定も含めて、日本人はもっとも苦しい問題には正面から向かい合わず、きれいごとを言って逃げてばかりです。その結果が現在の状況を生んでいると思います。冷静で真摯な筆者のことばに非常に感銘を受けました。
51 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
是非、読むべき本と思います。,
By 医療関係者A (北九州市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (単行本)
日本人の平均寿命は女性85才、男性79才の高齢化社会となっています。認知症、癌、脳血管障害やその他の原因で寝たきりになった後に死を迎えるケースが大多数になっています。その場合、どういう死をを迎えているのか?一般の人はあまり知らないか、考えてみたことがないのが現実です。ある日突然、子供として現実に向き合う。あるいは自分が向かい合う現実となる(しかしこの場合は自分で決断を下す機会には恵まれないことがほとんどでしょう。) ここでは特養での現実を記していますが、特養でなくても急性期病院から療養病床へ移る、あるいは在宅家族介護に移ったりしても、「胃瘻をつけて惨めな死を迎える」というケースは多々あります。この本でも特に食べられなくなった時に「胃瘻」をつくるのが良いのかどうかを問題にしてあります。在宅医療に関係している私も「胃瘻」の問題を医療者も一般の方々も、考えてほしいと思います。
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