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個人的には一読したときに強烈な違和感が残った。それが何なのかは、はっきりしている。両親がこの手記に記していながら、その重大さに気づいておらず、さらりと触れただけの事項があるからだ。このため、この両親による子育ては、手記からは「普通の子育て」に見えてしまう人もあるだろう。
「普通の子育て」ではないことを示す記述があるにもかかわらす、そのことの重大性には言及されず、それについての後悔の念は全く述べられていない。全てが親の責任ではないにしろ、気づいてほしい大切なことがあり、なんとも言えないもどかしさを感じる。
評論家の独善的で無責任な評論を読むよりも、不十分なものであっても、こういった当事者による手記を読むほうが、問題の所在がどこにあるのかよく理解できるのではないだろうか。
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