家族の問題を色々抱えた人々。
ACだったりボーダーだったりそういった細かい症例については他の本をあたった
ほうがいいでしょう。(この本を手に取る人はすでにちょっとした専門家に近いくらい
読んでいるかもしれません)
その中で出会う「カウンセリング」という言葉。
それが「絶対」に思っている人や「うさんくさい」と思っている人にこの本は
お勧め。クライアントの身元がばれない程度に脚色されたカウンセリングの例が
いくつか載っています。第三者としてカウンセリングの場面をみることによって
「絶対ではない」けれどもそれが仕方のないことであることや、「うさんくさ」く
思えるけどやっぱり医者は素人ではなく、理由があって敢えてうさんくさいお題を
出していることもあることが判りました。
全編を通してクールなスタンスの著者。かえってそれが「プロ」として仕事に
あたっている感じを受け、逆に安心ができます。
また、「誰か(夫・親・子ども)をカウンセリングに連れ出したい」とおもっている
人にもお勧め。本当にそれがその人のためなのか。もしくは本当にカウンセリングを
受けるべくはその人なのか。いままでの本とは、(斉藤学氏の著作含めて)一線を
画す本です。勉強になりました。