「うつ」については、研修会で勉強をしたことはあるが、実際に妻がそうなってみるとその対応に右往左往してしまう。そんなこともあって、改めて「うつ」について考えてみようとこの本を手にした。
構成は5章からなっていて、「うつ」に対する誤解、家族の心構え、抱えやすい問題、改善アイデア、社会復帰への道筋と非常に解りやすくまとめられており、「うつ」という病気の特殊性を良く理解出来る。
この本の中の言葉に「ヤマアラシのジレンマ」と言うのがある。家族というのは、近づきすぎると傷つけ合ってしまい、離れすぎると声が聞こえないということであるが、この事は、別に「うつ家族」に限らず、一般の家庭にも当てはまることだろうと思う。
「アサーション(主張、断言)」という手法での対応の仕方も、理屈では解るものの今までの生活からすると照れくさくて、とても言えそうにない。
それに、過保護、過干渉、過関心はいけないと言われても、これがなかなか難しい。NGワードを気にしながらの対応もこれまた難しい。
それでもどこかで折り合いをつけて対応していかなければいけないのだろう。