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「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち
 
 

「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち [単行本]

本田 由紀
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

子供の教育にぎりぎりまでエネルギーを注ぐ母親たち。しかしそこに格差と葛藤が充満している。これ以上、彼女たちを追い詰めるな!

家庭が子供をしっかり教育しろという圧力が現代日本では著しく高まっている。しかし家庭での教育には、逃れがたい家庭間の差異や、その責任を担う母親にとっての多くの悩みが観察される。「家庭教育」を背負う母親たちの実態と、それが子供に及ぼす影響を、インタビュー調査と大量アンケート調査の結果を駆使して明らかにする。

[関連書] 同著者編 『女性の就業と親子関係」 (勁草書房刊)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

本田 由紀
1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学/博士(教育学)。日本労働研究機構研究員、東京大学社会科学研究所助教授を経て、東京大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 244ページ
  • 出版社: 勁草書房 (2008/2/25)
  • ISBN-10: 4326653337
  • ISBN-13: 978-4326653331
  • 発売日: 2008/2/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By poire2
形式:単行本
親が答え合わせして、間違いを直させて提出する宿題。
漢字は留めや払いなど正しく書けるよう日ごろからよく見て下さいと保護者会で言われたり。
子どもの頃、こんなに親に勉強みてもらったっけ? 
小さなことかもしれないけど、何か引っかかってました。
「家庭教育」が政策的に強調されていたんだ、言われてみればその通り。
フルタイムで働く母である私は、子どもに申し訳ないのかなと、これまで罪悪感なきにしもあらずでしたが、この本を読んで、ちょっと肩の荷が降りました。
母親インタビューなど調査をさらに広く行い、本田さんにはどんどん発言してほしいです!
他の方が書いていたように、確かに「硬い」というか、専門的で読みにくいところはありましたが、
熱意が伝わり、(問題は根深いけど)読後感は爽快でした。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Konza VINE™ メンバー
形式:単行本
本文のあちこちに「本研究では」という文言があることからも分かるとおり、基本的には研究書である。だから、専門用語もかなり出てくる。しかし、丁寧に読めば十分理解可能であり、扱っている問題が著者から内発的に出てきたと思われることもあって、「なるほど!」と伝わるもののある本である。

まず、家庭教育に、階層による格差はないか、母親は自分のキャリアと家庭教育をどのように考え人生の選択を行っているか、そもそも、どのような家庭教育を行うかという点について迷いはないか、などをオリジナルなインタビュー研究で探っている。

後半は、内閣府が行った「青少年の社会的自立に関する意識調査」のデータを用いて、家庭教育のあり方と、子供のたどる人生の道筋との関連を探っている。

特に重い結果だと思われる部分は、母親が、子供の教育のために社会参画を制限せざるを得なくなっている姿と、「きっちり型」子育ての方が、「のびのび型」子育てよりも学歴が高くなる結果を生んでいること、そしてその逆に、「のびのび型」子育てを受けた子供の方が無業者になりにくいことなどである。更には、近年、企業が新規採用に際して重視している「コミュニケーション能力」は「のびのび型」の子育ての方が育みやすい、という記述もある。(つまり、学歴を高くするための子育てと、無業にしない、あるいは最近求められている人材を作るための子育ては矛盾をはらむということだ。)

このような結果は、ともすると「だから家庭教育を重視しなければならない」という、著者の求めるものとは反対の解釈を生みかねない諸刃の剣だが、それを敢えて示した上で、家庭教育を過度に重視すると、社会の階層化や少子化に拍車を掛けかねないこと、男女共同参画社会への妨げになることなどを指摘して、社会制度のあり方をも論じているのが、この著者の面目躍如といったところだろう。力作だ。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「親がだめだから子もだめになる」「家庭教育がだめだから学校も荒れる」そんな社会的な「非」常識を正してくれる本である。きちんとしたデータを下に、いかに今の日本の家族が(親が)追い込まれているかを提示してくれる本田さんの研究のスマートさが随所に現れる。研究書ともいえるが十分に一般の読者が理解できる内容である。
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