「これでわからない子が誰もいなくなる」という言葉に引かれ、購入した。結論からすると、子供が「納得できる」授業のあり方という点では理想的であると思う。この筆者が大切だと感じていることは、次の2点だと思う。「分からないことは聞く」態度を身につけさせること。子どもたちに「ぜひ分かりたい」という気持ちを持たせること。今、学力低下論が問題となり、子どもたちの学びの意欲が低下していることが一番の問題だとされている。この原因は、子どもたちが、学びに対して受動的な姿勢であることも起因していると思う。「やらされている」感が強いのである。しかし、このように「学びあい」が成立するということは子どもたちが知りたいという気持ちで学習している他ならない。この「知りたい」という気持ちこそ、子どもたちの学びにとって一番大切なことではないかと思う。「学びあいの技術」を教えるのではなく、「学びあいの心」を教えることが大切だと筆者は言っているような気がしてならない。
内容はすばらしいが、専門用語なども多く、初めての人には読みにくいと感じたこともあって星は4つとした。