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「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
 
 

「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち [単行本]

松田 久一
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「クルマ買うなんてバカじゃないの?」

若者の消費が変化している。若者はなぜ、物を買わなくなっているのか。
そこには巷間ささやかれている「低収入」「格差」「非正規雇用の増加」以上に深刻な、
彼ら独特の心理=「劣等感」が強く影響している。

本書では「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」と名付け、
大規模な統計調査と聞き取り調査をもとに、「嫌消費」を担う世代=20代後半の
「買わない心理」の原因と深層に鋭く迫る。ビジネスパーソン必読の一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

強烈な「劣等感」をもつ新たな世代の誕生をレポート。賃金が増えても、消費を増やすことはない―独自の大規模調査をもとに、若者の「買わない心理」の深層に迫る。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2009/11/13)
  • ISBN-10: 4492395210
  • ISBN-13: 978-4492395219
  • 発売日: 2009/11/13
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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243 人中、222人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 まあそりゃ著者みたいな人はモノが売れなきゃ商売にならんでしょうしね。。。, 2009/12/10
レビュー対象商品: 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち (単行本)
まあ簡単に言ってしまえば、若者が消費しないという傾向を、マーケティング的な分析で分析した本、というところでしょうね。世代間比較とかはまあ面白いといえば面白い。

ただ、残念というか、酷いのはやっぱり前提でしょうね。
この本が想定している前提というのは、やはり新人類世代以降のいかにも「大量消費する若者」なんじゃないかと思うんですね。
実はこれまでの世代の若者が異常な消費欲を見せていただけかもしれないですよね。学生運動期の学生ですらいしいひさいちの「バイトくん」シリーズとか見ると、今の若者と比べたら比較にならない貧乏暮らしなわけで。
(無論、「バイトくん」は誇張がはいってるかもしれませんが)
ほかの文献とかと比べても、やはりここ20年くらいの若者の消費動向が異常だっただけなのでは?という推論も働きうるんですよね。

その辺の前提を無視して論を展開してるような気がします。

筆者にとっては、この「異常な消費欲」を見せていた若者が、ある意味若者の理想なんだろうなあ…と思います。
そりゃ、マーケティングという世界で商売やってる人ですから、モノが売れないと商売になりませんからね。

しかしそういう今まで自分たちが相手にしてきた客層と異なる若者像が出てきたとき、「劣等感」とかネガティブな論でぶった切っていくのは果たしてどうなの?って思いますね。
もしかしたら歴史的には彼らのような「消費しない若者」の方が当たり前だったのかもしれないわけで。

まあ結局、旧時代的な大量消費型マーケティング論を知りたいとか、そういうところから見た若者論というのを知りたいという人には読む価値ありなのかな、と思います。
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97 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良い本に感謝, 2010/1/29
レビュー対象商品: 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち (単行本)
すでに何人かのレビュアーが書いているが、消費しないバブル後世代の
最大の特徴を「強い劣等感」とし、ネガティブな言い回しで「嫌消費世代」
としている点が私も気にくわない。
いつの時代も、古い世代は「最近の若いやつは」と嘆く。
しかし、いつの時代も、若い世代が次の時代を切り開くのだ。

・・・ただし。
この本は良い本である。
少なくとも私にとってはとても良い本だった。
調査の専門家が書いた本だけあって、データの取り扱い方や分析の仕方に
誠実さやまじめさを感じる。
調査に対するこだわりや気概が伺え、若い世代の特徴はきちんと捉えている。

問題はその特徴をどう解釈するか。
著者はこれまでの古い世代を「是」、若い世代を「非」と無意識に捉えている
ように思えるがそれさえなければ、この本は実に有用であると思う。
掲載されている調査結果をもとに、著者の解釈も参考にした上で、
読んだ人それぞれが解釈すればいいのではないだろうか。

自らの解釈のみ、あるいはそれに都合の良いバイアスありありの
データのみを出している本も多い中、この本は各種データや各世代の特徴を、
公正な立場で一度きちんと表してから、著者が自らの解釈を加えている。
そういう意味で良い本だ。

私自身の解釈・考えは、むしろ古い「消費世代」が、この本で言う若い
「嫌消費世代」を見習わなければならないと思う。
環境に優しいサスティナビリティな社会を築いていくには、彼らの感覚・
価値観こそがマッチする。
企業は、彼らが気に入るサービスや商品をつくり、彼らの心に響くコミュニ
ケーションを行って行かなければならない。
そうしなければ、古い世代とともに消え去る運命となるだろう。

こうした考えを与えてくれた本書に感謝したい。
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143 人中、130人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 嫌消費というより脱消費。, 2010/1/17
レビュー対象商品: 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち (単行本)
価値観が時代に適応しただけだと思う。
劣等感というネガティブな言葉で括るのは、彼らに失礼だし、無責任だ。

経済成長を前提とし、我々が維持できなかったシステム(年金、教育、医療、環境保全)が崩壊する中、
彼らは、あと50年も生きなくてはならないのだから。
今、余計に高付加価値な嗜好品や消耗品に手を出せ、と喚起するのはあまりに滑稽だ。

彼らは今、消費や金銭に依存しない新しい幸福を見つけるため、試行錯誤を繰り返しているように見える。
ネット上の、無償の作品公開を通した自己実現など、その最たる例だろう。

なんと健気で逞しいことか。

筆者の世代のような、消費を諦めきれない個人や、金銭の他に寄る辺の無い企業体は、
地震や戦争など、致命的な災害によるリコンストラクションを待つか、新興国に移住する他ないだろう。
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