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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
好きなことを突き詰めろ!,
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レビュー対象商品: 「好きなこと」だけで生きぬく力 (単行本(ソフトカバー))
好きなことに関係する職種につける人は暫しいますが、しかし、好きなことだけで生きている人はそう多くはありません、 稀と言っていいでしょう。 好きなことには突っ走ってしまう作者宮脇修一氏、肩書きは社長なのですが、 愛称として昔の肩書きであるセンムと呼ばれています、 そんなセンム、おそらくは本書も書いているうちに熱を帯びて突っ走ってしまったのでしょうか、 余計なスペースは不要と言わんばかりに本書には写真や挿絵は一切ありません。 海洋堂に集う造型師達は技術は100点でも、 基本ダメ人間、社会人として不合格な連中ばかり、 しかしながら彼らは好きなことで生きています、 社会人失格でも大ヒットを生み出せる、 それは好きなことを突き詰めて絶対的なものに仕上げているからで、 そういう一点豪華主義的な人を活かす海洋堂の面白さが本書では語られています、 そんな連中を集めているのだから朝礼やラジオ体操が必要と言うセンムの解釈にはなるほどと思いました、 センムの気質からすると、ラジオ体操なんて馬鹿馬鹿しいと一蹴しそうですが、 時間的にルーズな連中を管理するためと言うのはなるほどと感心しました。 他者の目を気にせず、 フィギュアと言うもともとは日陰者の趣味でしかなかった物を、 自分質の技術によって絶対的なものにまで昇華させ、 一般人にも受け入れやすい空気を生み出した海洋堂。 自社の商品に対する絶対的な自信と誇り、 商品がよければマーケティングは不要、 誰も作らないものを作る独自性、 そしてそれらを支える世界一とも言える技術。 儲けにならない事でも面白そうだと思えば挑む、 技術が確かなら売れない造型師でも切らない、 思い立ったらやってみる無謀さ、 昨今のビジネスで言われることとは正反対を突っ走れるのも、 やはり好きな物を突き詰めた結果の確たる技術があってこそなのでしょう。 リボルテックに追随する形で発売になった可動フィギュアのfigmaなどに対する、 センムの思いが、真似してくれて業界全体が盛り上がってくれるならそれは素直にうれしい、と言う、 狭い視点ではなく業界全体を見渡し、真似は許す、独占は悪、と言う大きな視野、 ゴジラやウルトラマンが独占されている事に対する反抗心的な部分もあるのでしょうが、 先駆者だけあって鷹揚で自信溢れる発言と感服しました。 センムのトークショーを聞いた直後に購読しましたので、 直接話しを聞いていられるような錯覚に陥らせてくれる楽しい本でした、 非常に読みやすく、私自身もオタクとカテゴライズされる人間で、 好きなことに関わった仕事をしているためか、 共感できる部分も多分にあり、そのせいかあっという間に読み終わり、 やる気と自信と読後感を得ました。 金もうけを考えている人には無用の書でしょう、 しかしながら臭味を実益としたいと思う人は読んで見るべきかと思います。 本書の難点は二つ、注釈が最後にまとめて掲載されていること、 またその注釈で改行が行われていないため非常に読みづらいこと、この二点だけでした。
5つ星のうち 4.0
ゴジラ的怪物おやじ,
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レビュー対象商品: 「好きなこと」だけで生きぬく力 (単行本(ソフトカバー))
海洋堂ファンの中年オタクとしては、とても刺激のある内容の本で考えさせられることも多く、おもしろかった。投資家のウォーレン・バフェットの成功について、金融の専門家の間では結局運がよかっただけといわれているそうである。 宮脇センムもバクチ打ちのような人生なのに成功できたのは、「模型の神様」に愛されたから、つまり運がよかったからと 認めている。 よって普通のビジネスマンは読まないほうがいい。とくに実用品や生活必需品関係の人がこのスタイルをまねたらたいへんな ことになりそうだ。だがなにか行き詰まりを感じている人には特効薬(劇薬ともいうが)になるかもしれない。 先日某新聞にバンダイのフィギュア部門で働く人の取材記事があった。インタビューを受けていた社員はなんだか高学歴の 優秀そうな人で(本人の写真の背景に最近のゴジラやメカゴジラを使ったジオラマがあったので、モンスターアーツの担当者 かも)、いかにもエリートといった風情であった。 大人向けのフィギュアは50本の企画のうち1本しか採用されないという厳しさだそうである。その社員は「お客様を喜ばせ たい」というまっとうな発言をしていた。 海洋堂はただのオタクが、つくりたいものを自分が喜ぶためにつくっている。バンダイとは真逆である。 同じ業界でまったく違うスタイルの会社なのに、どちらもそれなりに成功している。ビジネスに王道はないということだろう。 つまりなんでもありということであり、その意味ではセンムのいうように「あるべき姿」より「こうありたい」を大切にする、 というのは間違った考えではない。 知り合いで商売に失敗した人がいるが、その人は「好きなようにやったから全然後悔してない」といっていた。 結果なんか思ったようにはでないのだから、過程を楽しむほうが大事なのだ(でも結果もちょっとぐらいほしいと思う自分も いたりする(笑))。
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とても濃い本。,
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レビュー対象商品: 「好きなこと」だけで生きぬく力 (単行本(ソフトカバー))
海洋堂社長の宮脇さんならではの、説得力のある言葉の数々。本書はそれらからたくさんの良い刺激を得る事ができます。目次を見ただけでもシビれます。『仕事の疲れは仕事でとる』は名言だと思います。 もちろん内容も情熱的ですばらしい。 でも、ただ熱いだけじゃない。冷静なんです。冷静に好きな事を見つめて、熱意を注ぐ。好きな事を広める為に、あらゆる手段を考える。魅力的な宮脇さんの人柄も伝わってきて、爽快な読み心地です。 自分で創作活動をしている人には、本書は特にオススメです。やる気と自信が湧いてきますよ。後、進路で悩んでいる学生さんも読めば勉強になるはず。 買って良かったと思える、満足の一冊でした。
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