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「奥の細道」をよむ (ちくま新書)
 
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「奥の細道」をよむ (ちくま新書) [新書]

長谷川 櫂
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

芭蕉にとって、「奥の細道」とはなんだったのか。150日に及ぶ旅程の中で、芭蕉は大いなる人生観「かるみ」と出逢う。人の世の苦しみをどのように受け容れるのか。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)

芭蕉にとって、『おくのほそ道』とはなんだったのか。六百里、百五十日に及ぶ旅程は歌仙の面影を移す四つの主題に分けられる。出立から那須野までの禊、白河の関を過ぎてみちのくを辿る歌枕巡礼、奥羽山脈を越え日本海沿岸で得た宇宙への感応、さまざまな別れを経て大垣に至る浮世帰り。そして芭蕉は大いなる人生観と出遭う。すなわち、不易流行とかるみ。流転してやまない人の世の苦しみをどのように受け容れるのか。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。

登録情報

  • 新書: 253ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/06)
  • ISBN-10: 4480063668
  • ISBN-13: 978-4480063663
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この俳論の「切れ味」の快さ, 2007/12/18
By 
宣長さん "hoelderlin on sirius" (香川県観音寺市) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 「奥の細道」をよむ (ちくま新書) (新書)
 俳句鑑賞の新鮮な手さばきは知る人ぞ知る。
 著者の俳論の外見上特徴は「切れ」の取り方、表記法のユニークさにある。

 /草の戸も住替る代ぞ/ひなの家/
 句中の切れは分かるが、句頭と句末にも切れがあると言う。一目瞭然、切れているので、普通は見過ごしてしまうところを、厳密に切れているという記/を付す。この前後の切れがあるために、地の文と区別がつくとも言う。

『奥の細道』も構造的に捉える。全体が歌仙の面影を宿す四つの主題に分けられると見る。
(1)出立から那須野までの禊。
(2)白河の関を過ぎてみちのくを辿る歌枕巡礼。
(3)奥羽山脈を越えて日本海沿岸で得た宇宙への感応。
(4)さまざまな別れを経て大垣に至る浮世帰り。

 そして、芭蕉は大いなる人生観に到達する。「不易流行」と「かるみ」である。この二つは密接に関連する。と言うより、一つのことを言い換えたに過ぎないと著者は考える。
 この世、この悲惨な人生を微笑をもって受けとめる、「嘆きから笑いへ」そのふところの深さが芭蕉の本質だと言える。

 戦後生まれの気鋭の俳人の俳句料理の「切れ味」が快い。
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