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「大発見」の思考法 (文春新書)
 
 

「大発見」の思考法 (文春新書) [新書]

山中 伸弥 , 益川 敏英
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ノーベル賞物理学者益川氏とiPS細胞で全世界の注目を集める山中氏の知的刺激に満ちた対論。世紀の発見、その時脳内で何が起きるか?

内容(「BOOK」データベースより)

トップクォークの存在を予言しノーベル賞を受賞した物理学者と、二十一世紀最大の偉業といわれるiPS細胞の生みの親。世界が注目する二人が初めて語り合った。大発見はどうやって生まれるか。生命の神秘はどこまで解明できるのか。考えるとは、感動することだ―。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/1/19)
  • ISBN-10: 4166607898
  • ISBN-13: 978-4166607891
  • 発売日: 2011/1/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 研究に関心があるすべての方にお勧めできる珠玉の対談集, 2011/1/24
レビュー対象商品: 「大発見」の思考法 (文春新書) (新書)
物理学者と医学者が今まで歩んできた研究人生について、それぞれの生き方までに触れる大変有益な対談である。
ふたりの求める所は科学の目的である「真実」であるが、それぞれの方向性には二人の微妙な違いが大変興味深いところである。
すなわちそこには、理論物理学者である益川氏と生命科学者である山中氏の研究フィールドの違いである。
益川氏は、物理学や数学を駆使した頭の中での思考に多くの時間を割く姿勢であり、一歩は山中氏は実験と思考が
必須の生命科学であり臨床応用を踏まえたスタンスである。
彼らの研究姿勢を学ぶことは、これから日本を若い世代には大変参考となるであろう。彼らの姿勢をそのまま踏襲ことは当然不可能であるが、
この対談にちりばめられたヒントは、今後世界に飛び立つ若い世代の指標となることは間違いない。
現在ノーベル章に最も近いといわれる山中氏にも不遇の時代があり、そこで堪え忍び現在の地位を確立した話には大いに感動を覚えた。
また益川氏のマイペースで人生を楽しむその姿勢にも大いなる共感を覚えたものである。
この本が、単なるはやりものでない、真の科学者の生きる姿勢を学ぶ著書としては珠玉のものである。
出版社には、引き続き根岸英一、鈴木章、下村脩、利根川進などとの対談集の出版をお願いしたい。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 挫折や回り道ウェルカム! 人生にはムダなことは何一つないことを教えてくれる対談本, 2011/2/13
By 
左党犬 (日本国 JAPAN) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「大発見」の思考法 (文春新書) (新書)
 2008年度のノーベル物理学賞を受賞した益川博士と、生命科学の分野ではノーベル賞間違いなしといわれている山中博士の超ビッグ対談。これがほんとうに面白い。

 科学の最先端分野でほんとうにスゴイことをやっている人たちが、胸襟(きょうきん)を開いてホンネで語り合う姿はすがすがしい。そしてまた、このような頭脳を持ち合わせない一般ピープルである私のような読者にとっても、得るところはきわめて多い。内容の濃い対談である。

 1940年生まれの益川博士の好奇心の広さと深さには、ほんとうに驚かされる。好奇心に充ち満ちた益川博士が、22年後輩にあたる1962年生まれの山中博士に次から次へと質問していくという、インタビューのような形になっているのもまた面白い。現在の生命科学が、基本的に生物物理学であることからだろうか、理論物理学者のアタマのなかの一部を見ることができたような気がする。

 益川博士がアルキメデスではないが、風呂から上がった瞬間にひらめいた話などのエピソードも興味深い。このほか発想のヒントも具体的に語られており、科学者ではなくても参考になるものが多い。
 「仮説検証」という科学の基本について、いわゆる「セレンディピティ」はあくまでも考え続けたからこそ遭遇することができるということ、結果としていろんなことをやってきたフラフラ病(?)、「いっけん無駄なものに豊かなものが隠されている」という教訓などなど。
 とくに若い人が読めば、科学の道を志していなくても、「人生というのは失敗してもいいんだ、挫折してもいいんだよ」というメッセージが伝わるものと思う。

 知的探求の喜びと苦しみ、研究者として生きざまなど、研究生活もまたその他の職業と同じく、きわめて人間的なものなのだと気づかせてくれる元気のでる対談本である。ぜひ多くの人に薦めたい一冊だ。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 すべての言葉が研究への情熱と好奇心に満ちていてとても幸福な科学者たち, 2011/1/30
レビュー対象商品: 「大発見」の思考法 (文春新書) (新書)
面白かった。学問の最先端を切り開いた科学者の対談。すべてのテーマが興味深く読まされる。

これら超人的な成果を挙げた人たちの子ども時代はどうだったのか、どのように研究を続け生きてきたのか。
その好奇心をこの本は満たしてくれる。

益川氏と山中氏の年齢差も本対談をよりいっそう魅力的にしている要素である。山中氏のお話、特にこれまで
様々な試行錯誤を繰り返しながら研究者の道を進められてきたこと、多くの進路が偶然によるものであること、
大学院への院試がうまくいかなかったが、勉強よりも「熱意」が評価されて合格したことなど、「天才」科学者を
身近に感じさせる。

また、大成する研究者としてのノウハウも惜しむことなく開示してくれる。最先端の研究が情報戦であり、
著名な学会誌のエディターと仲良くなっていることなどが大事であるというところが面白かった。

益川先生の話は、一般的なイメージの天才を彷彿とさせる。頭の中で抽象理論をずっと考えていて、別荘で
読書三昧の生活をされる、質問への回答もシャープであり、価値観がぶれず、生活を楽しまれていると思う。

印象に残ったのはお二人とも「うつ」のような状況になるというエピソードである。人間の限界に近い知的思考を
続けることはやはり精神的にも重たいものなのかなと思った。
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