1985年に書かれた内容の、復刊版。
内容は次の通り。
1.「フィリッポス王を倒せ!」
2.売れる広告をつくるには
3.広告界の仕事とは
4.広告会社の経営について
5.クライアントを獲得する秘訣
6.広告会社を探しているクライアントへの公開状
7.印刷媒体広告で成功する方法
8.売れるテレビCMの鉄則
9.企業広告のポイント
10.海外旅行の広告で効果を生むには
11.B2B広告で気をつけること
12.ダイレクトメール:わが初恋にして秘密兵器
13.よい公共広告の条件
14.P&Gと渡り合う
15.リサーチに起こせる18の奇跡
16.マーケティングについて私が知っている少しのこと
17.アメリカの広告は今でも世界一か?
18.現代広告を生んだ6人の巨人
19.広告の何が問題か
20.13の変化予測
帯にある通り、図版が250点超(実際の広告事例だけだと170くらいか。数え方にもよると思うが。)
もあり、それぞれに対するオグルビー氏の理論・感想と照らし合わせながら読み進められ、理解しやすく、最高です。
こんなに良い教材、なかなかないでしょう。
そして、普遍的に響く考えや、広告に於ける技術的事実が沢山あります。
・自分より小さい人間を雇っていたら、ちっぽけな人間ばかりの会社になってしまう。自分より大きな人間を雇え。
・広告には正しい行動をとる責任がある。
・見開き2ページの広告は、倍のコストがかかるが、読む人の数が倍増するわけではない。極力避けよ。
・黒字に白抜き文字は読みにくい。避けよ。
・効能を一つも約束しない広告で、モノは売れない。
残念なのは、どうしても「古くない?今のトレンドもそう?」と思いながら読み進めることになってしまうこと。
特に、上記で言う8、17、18、20は、どうにも古い。
しかし。この本は、素晴らしいです。読む価値は十分あります。勉強できます。
でも、この本の、現代版が欲しくなる、物足りなさも残ります。ですので、★1つ減。