日本各地の不思議な地名を訪ねた紀行文。
取り上げられているのは、京都の一口(いもあらい)、岡山の牛窓、徳島の十八女(さかり)、北アルプスの野口五郎岳、高知の半家(はげ)など。
地名の由来を説き明かした本だが、実際に現地を訪ねた紀行文にもなっているのが特徴。温泉に入ったり、地元の人に話を聞いたり、名物に舌鼓を打ったりと楽しげだ。
地名学、語源学の観点から、こんなおかしな地名がついた理由を明快に説明してくれる。しかし、押しつけるようなところがなく、柔らかで愉快な語り口がいい。
1篇は4頁。1頁が写真で残り3頁が文章。短いため、かなり物足りなさが残る。