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「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」
 
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「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」 [単行本]

水谷 尚子
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

反日運動家の薄っぺらな日本認識、反日教育基地のデタラメ、笑止千万な反日ゲーム・映画・テレビ…これが反日中国の現実だ。若手研究家が体を張って書いた渾身のレポート。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

水谷 尚子
1966年生まれ。日本女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。近現代日中関係史が専門。中国人民大学、復旦大学などへ留学。中央大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 240ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/9/27)
  • ISBN-10: 4163662308
  • ISBN-13: 978-4163662305
  • 発売日: 2005/9/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
一方的な中国批判ではなく、バランスよく、客観的に中国の反日運動に関して述べられた本。実際に中国での反日活動家に直接会って話を聞く等、中国国内で実に細かく取材を重ねている。その中で、現在の中国における反日運動がどれだけ浅い知識のもとで行われているかがよくわかる。日本国民のみならず、できるだけ多くの中国の方にもぜひ読んでもらいたい本です。ただ、こうした書物が自由に読めないところが、反日運動にもつながっているのでしょうが・・・。
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53 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「文春」の中国モノというと、反中共だと即断されがちであるが、この本は決してその類ではないだろう。むしろ、日本の短絡的嫌中・反中論者による底の浅い「現代支那批判」の浅はかな構造に対する、地を這うような作業を通じた、強烈な批判となっている。これは恐らく、中国に対しても、あまりお題目じみた無責任なる日本批判に終始すると、作者・水谷尚子のような「知中派」からも、いよいよそっぽを向かれますよという、友情あふれた呼びかけとなっているのではないだろうか。現地語すら解さずに「反中モノ」が乱発されるなか、珠玉の一冊である。
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46 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は、著者が『サピオ』や『諸君!』などの保守系の雑誌に発表した一連の記事が元になっている。それらは、「現場」「当事者」への食い込みの度合いにおいて、発表当時から群を抜いていた。例えば西安寸劇事件や上海の留学生の殴打事件について、事件後当事者に直接インタビューを行い真相を検証しようとしたのはほとんど著者一人だった。だが、本書のもつ意義はそれだけにとどまらない。

 著者は、もともと日中関係史を専門とする歴史研究者で、これまで旧日本軍の細菌戦部隊の関係者や、中国共産党の対日本人捕虜工作を担った人々を対象とした聞き取りに基づく研究を発表している。だからといって本書を、以前は「左翼的な研究」を行っていた人間にありがちな転向、と受け止めるのは皮相な見方である。手堅い実証に裏付けられた「現場主義」によって当事者の「声」を聞き取り、政治的なイデオロギーよりも、あくまでも目の前の「一個人」に寄り添うことを優先する、という著者の姿勢はこれらの仕事を通じてむしろ一貫しているからだ。そんな著者が最近もっぱら「保守系」メディアに活動の場を求めてきた背景には、冷戦終結後「左右」の枠組み自体が無意味なものになっているにもかかわらず、言論のレベルではいまだにそこから一歩も抜け出ることができないという東アジアをめぐる政治的現実がある。そこにはいわば「政治的オピニオン」と「現場感覚」との深刻な乖離が生じているのだ。

 その中で、現場感覚を丁寧に救い上げ、二項対立的な「政治的オピニオン」との齟齬を明らかにした、本書の意義は大きい。それはいわば、現在の中国および日中関係を映す「鏡」としての役割を果たすものだといえよう。既存の二項対立的な枠組みにとらえられた人々に、この「鏡」をのぞいてみる勇気はあるだろうか。
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