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「反戦」のメディア史―戦後日本における世論と輿論の拮抗 (SEKAISHISO SEMINAR)
 
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「反戦」のメディア史―戦後日本における世論と輿論の拮抗 (SEKAISHISO SEMINAR) [単行本]

福間 良明
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

国民は「先の戦争」に何を読み込んできたのか。「原爆」の語りと「沖縄戦」の語りにはいかなる相違があり、また、それらはどのように変化したのか。戦争観の位相差と変容、そして、世論popular sentimentsと輿論public opinionの葛藤を描いた、画期的な戦後メディア論。

内容(「MARC」データベースより)

「反戦の語り」の変容と位相差を浮彫りにし、正典化された「反戦文学」を取り上げ、「反戦」の語りに込められた欲望とそこに映る戦後日本のナショナリティを検証する。

登録情報

  • 単行本: 386ページ
  • 出版社: 世界思想社 (2006/05)
  • ISBN-10: 479071196X
  • ISBN-13: 978-4790711964
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 18.4 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
 『きけわだつみのこえ』や『ひめゆりの塔』、『ビルマの竪琴』は、戦後数度にわたって映画化されているが、その評価は同じだったわけではない。また、同時期の反戦映画が同じように社会的に受け入れられたわけでもない。

 「反戦」の語りはともすれば一枚岩的に見られてきたが、実際にはどのように変化したのか。また、同時代において「沖縄戦」「原爆」「前線」「銃後」の語りは、それぞれどのように異なっていたのか。

 本書は、代表的な「反戦文学(映画)」の受容のされ方を分析しながら、戦後日本の戦争認識の「世論(大衆的な心情)」と「輿論(事実・論理・政治主義に基づく公的議論)」の矛盾や相克がていねいに描かれている。

 ちなみに、「世論」と「輿論」は二項対立図式で把握されているのでもなければ、「輿論」を規範としているわけでもない。「世論=心情」を掘り下げながらそれが「輿論」に転じていく逆説的なプロセスに、可能性が見出されている。

 そうした考察の一方で、「反戦」に込められた戦後のナショナリティに関する批判的考察も鋭く、興味深い。
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