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「南京事件」の探究―その実像をもとめて (文春新書)
 
 

「南京事件」の探究―その実像をもとめて (文春新書) [新書]

北村 稔
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   南京事件については、今でもなお大虐殺説から、いわゆる「まぼろし」説まで、さまざまな論争が繰り広げられている。その一つの原因は、事件を確定した南京と東京の戦犯裁判が戦勝国主導のきわめて偏ったものであったことにもよるが、それぞれの主張に感情的なものが多かったことも関係しているだろう。
   本書は、南京による大虐殺が「あった」のか「なかった」のかを性急に議論するのではなく、「南京で大虐殺があった」という認識がどのような経緯で出現したかを順序だてて確認したものである。南京事件が初めて世界に発信されたのはイギリスの日刊紙「マンチェスター・ガーディアン」の特派員・ティンバーリーによる書物だが、それは実際には中国国民党中央宣伝部の意を体して発行されたものであり、巧妙な戦時外交戦略であった。著者は、徹底した史料探索によってその事実を確認し、さらに南京事件の真実に迫っている。
   当時、南京において日本軍による相当数の捕虜、あるいは民間人の殺害行為が行われたことは覆い隠せないことであるが、「30万人大虐殺」はすでに戦争中から準備されていた戦犯裁判のシナリオに沿って、日本の戦争犯罪を告発するためのハイライトとして作り上げられたといわざるを得ない、と著者は結論づけている。もちろん、だからといって日本軍の行為が許されるべきものではないが、ひたすら謝罪を続けるのみが「戦争責任」の取り方であるかのような戦後の日本外交のあり方を見るとき、歴史に対する正確な事実認識を持ち、それによるきちんとした申し開きをすることは国際社会で生きていく上での必要最小条件であるとの思いを強くせざるを得ない。(杉本治人)

出版社/著者からの内容紹介

まず結論ありの"神学論争"をやめ、大虐殺があったという「認識」がどのように出現したのかを、歴史学の基本に戻って分析検証する

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/11)
  • ISBN-10: 4166602071
  • ISBN-13: 978-4166602070
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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79 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Secondopinion トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
新聞が主なメディアであった時代は、新聞社が記事を時に切り貼り、時に捏造して国民を欺く事ができた。しかし近年インターネットの発達により、いかに新聞社が特定の思想で国民を欺こうとしても、たちまち真実が追究できるようになっている。1996年、原爆ドームの世界遺産への登録により高まる原爆への批判を別のものに向けさせようと、中国に対して反日宣伝工作を認めていたアメリカも、さすがに今日、インターネットなどのメディアで検証される「南京事件」の冤罪性を認識して、2004年12月6日「New York Times」は「China’s Textbook Twist and Omit History」と題した記事の中で、中国の教育の偏向と、過去の歴史の認識の誤りを痛烈に批判するに至った。

最近の津波で15万人が亡くなりその遺体の処理に想像を超える労力を要しているのに、1台の車で1カ月の間に10万あまりの死体を運び、全て埋葬したといわれても信じがたいと感じた世界の人々も増えた事だろう。中国は今後、「南京事件」の捏造を訴えれば訴えるほど、世界の世論から孤立する時代に入ったと言ってもいいだろう。

さて、「南京事件」の決着は着いてきたかにみえる今日だが、本書の特筆すべき内容は、南京虐殺があった・なかったという議論を超えて、なぜ南京虐殺という嘘が蔓延してしまったかの検証にまで踏み込んでいる事で興味深い。

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56 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
私が本書を読んで再認識したのは、南京大虐殺の「大虐殺」という言葉に囚われていたことである。「大」はどのくらいの規模を指し、「虐殺」とはどんな殺し方なのかを明確にしないまま、「大虐殺」が在ったか無かったを議論しても意味がないと思う。

本書のスタンスは「『南京で大虐殺があった』という認識がどのような経緯で出現したかの順序だてた確認」であるが、当時の南京で、どのような人たちが、どれくらい、どのように殺されたかを明確にしようとの意図も見える。この、「大虐殺」が在ったか無かったを前提としない姿勢で行った、資料や証言の検証は説得力がある。

やはり、中国の主張する30万人大虐殺説はどう考えても無理があると思うのだが、その説を支持する人たちの反論があれば聞いてみたいものである。

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56 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
今年は南京大虐殺?から70周年の年で中国、そしてアメリカのAOLのい資本で

アイリス・チャンの捏造本を原作にしたプロパガンダ映画等が5本公開されます

日本にとっては大変危うい年になります、反論する映画を水島総さんが監督

されることになりましたので私も応援しています、今年こそ内閣にも反論する

勇気を持ってほしいし、無言で公開を待つことは海外ではやはり虐殺があった

と言うような印象を与えてしまいますので、ぜひチャンネル桜やこの映画を

製作されるスタッフには頑張ってほしいものです、その下地となる研究を

されていたのがこの作品の著者である北村稔氏です、この作品は虐殺の

人数より国民党宣伝部がいかにしてティン・パーレーやスマイスを宣伝部の

方針に沿って諜報活動させるかというシステムや、戦争犯罪をいかに捏造

するか、そして戦争裁判において追い詰めていくかが解説されています。
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取り敢えずの契機として
 大学院の指導教授の著作と言う事で読む。現況、おそらくこれが著者の主要な研究課題であると考えられる。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 北野梅白
肯定派にも否定派にも組せず、冷静にこの難題にとりくんでいる姿勢に好感
... 続きを読む
投稿日: 2009/8/13 投稿者: 内田裕介
日本政府と軍部の責任はどこに消えたの?
著者の主張する話の中身は解ったんだけれど、どうも、ちょっと違ってんじゃないかな。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/21 投稿者: 濱哲
「探究」ってのには遙かに足りない書
著者の政治的な神学論争を避けたいとした気持ちはわかるが、やはりすでに
著者のスタンスは書く前から決まっていたのだと思う。というのも、... 続きを読む
投稿日: 2008/11/7 投稿者: 愛国者
歴史学と、筆者の限界
この本は、初版に、その後の南京事件関連の論争史を加え新版としたもの。大量の参考文献... 続きを読む
投稿日: 2008/5/13 投稿者: bubyuki
なるほど、「大東亜戦争」が存在しなかったのだ!
... 続きを読む
投稿日: 2008/2/23 投稿者: ナンタロウ
脇が甘い日本人
結局読んで感じたことは、「脇が甘い」ということわざがありますが、日本人は脇が甘すぎると思ったのが一番。日本人の資質として、ないことをさもあったかのように宣伝して、... 続きを読む
投稿日: 2008/2/10 投稿者: cecedece
政治的プロパガンダとしての「南京事件」
読者は、本書が南京事件(南京大虐殺)そのものの歴史的真相を追求したものではない、ということを強く念頭において読み進めるべきである。「虐殺派」にも「まぼろし派」にも... 続きを読む
投稿日: 2007/11/19 投稿者: ノーツオンザロック
あくまでも冷徹に。
第一次資料を重視し、その裏を取りつつ進める論法に好感がもてる。一般読者を対象とした新書版で、これほど淡々と確からしい事実を基本に論考を積み上げて結論に導くものがあ... 続きを読む
投稿日: 2007/3/31 投稿者: ふむふむ
所謂南京30万人大虐殺の認識が形成された過程を検証
  本書は、日教組の偏向教育で多大な贖罪意識を植えつけられた多くの国民... 続きを読む
投稿日: 2006/10/17 投稿者: according to the conservative
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