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「北方領土」上陸記 (文春文庫)
 
 

「北方領土」上陸記 (文春文庫) [文庫]

上坂 冬子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦後半世紀を過ぎてなお、理不尽に奪われたままの土地、北方四島。現地に降り立った著者の目に映ったものは―。旧島民たちの悲痛な望郷の念、現ロシア住民たちの戸惑い。幾度も軌道に乗りながら土壇場で水泡に帰してきた領土返還交渉の歴史を振り返りながら、問題の本質を見つめ風化を防ぐ熱情にあふれたノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

2000年までに返還されるはずだった四島。遅々として進まぬこの戦後未処理関係を明らかにすべく著者は北方領土の地に降り立った。『諸君!』連載に加筆して単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/11/10)
  • ISBN-10: 4167298163
  • ISBN-13: 978-4167298166
  • 発売日: 2005/11/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 272,329位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
「日本は、まだ占領されている」択捉、国後、色丹、歯舞諸島と、ロシアの実効支配するこの土地は、まぎれもなく日本の固有の領土。終戦の年1945年の9月に突然ソ連軍が占領。2年後の1947年に日本人に引き揚げ命令が出される。以来北方領土に祖父の代から住み続けた旧島民の苦難が始まった。沖縄返還で歴史に名を残した佐藤榮作首相はこう言った。「沖縄の祖国復帰なくして戦後は終わらない」。だが、それは正しくない。名実ともに日本が戦後を迎える日はこれからなのだ。韓国の竹島実効支配、中国、台湾の尖閣諸島への容喙に対する日本外交の軟弱な姿勢。戦後の日本の独立のあり方について、改めて考えさせられる一書である。
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形式:文庫
固有の領土と叫びながら、僕らが四島の情報を知らなすぎることを痛感する。同時に本書を多くの人に読んで欲しいと思った。

せめて『文庫本まえがき』だけでも読んで欲しいと思った。わずか3ページだが、実に的確に本書のテーマを綴っている。

本書は、北方領土について何が行われ、行われなかったのかの記録としても読める。元島民、返還交渉、漁船拿捕等、島に生活の根拠を置いていた人の話から、政治の舞台に至るまで見事に描かれている。特に、『日ソ共同宣言の愚』の章は読み応えがある。

8月15日を過ぎても戦争が終わっていなかったという悲しい歴史があることを、もっと多くの日本人は知る必要があるのではないか。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
タイトルに「上陸記」とあるが、2002年に著者が実際に訪れた国後・択捉島内の様子を記しているのは第1章のみである。それ以外の8章では、返還運動の歴史や外交交渉での紆余曲折が描かれている。

1960年生まれの私は、北方領土問題の変遷をリアルタイムで知っている世代とも言えるが、やはりこのような形で誰かにまとめてもらわないと、全体像を理解できない。エリツィンが大統領の時、日本にとって最大の好機が訪れていたのだと今さらながら知ったのである。彼がもっと自分の健康に留意していれば…。こう言ったことを含め、私にとって一番興味深かったのは外交交渉の経緯である。

タイトルは本書の内容に相応しくない。上陸記としてでなく、北方領土問題の全体像を掴むために読むべき著作である。
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