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「出雲抹殺」の謎 ヤマト建国の真相を解き明かす (PHP文庫)
 
 

「出雲抹殺」の謎 ヤマト建国の真相を解き明かす (PHP文庫) [文庫]

関 裕二
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「出雲は逆立ちしている。出雲の何もかもが、あべこべなのであ
る」。本書の「はじめに」で著者は、いかに出雲という国が謎めいている存在で
あるかを示唆する。さらに「たとえば、旧暦の十月を普通は神無月という
が、出雲では神在月という」「出雲大社の注連縄は、世間一般の神社の縒り方と
は正反対に縒っている」と続けて、出雲の特異性を紹介する。
出雲の特異性は、まだある。全国各所に見られる前方後円墳に対する、出雲の
「前方後方墳」。五、六世紀に制度化され、律令制度が廃止されていく中で廃絶
されたはずの「国造(家)」が、現在まで続いているという事実。表の現人神が
天皇なら、裏の現人神が出雲国造なのであろうか? 著者は出雲に対する謎の多
さを事例をあげて強調する。
ヤマト建国以前に興隆し、建国後には急速に衰退していった出雲。この古代史最
大の謎を解く鍵は出雲にある、と著者はいう。
ヤマト建国の真相を大胆に推理した著者渾身の書。

内容(「BOOK」データベースより)

かつて出雲には、いわゆる「画期的な考古学上の発見」がなかった。それゆえ、ヤマト建国以前の出雲の活躍は「絵空事」と考えられてきた。が、発掘が進み、ヤマト建国以前からの「出雲の存在」が明らかになると、ヤマト建国にいかに出雲が関わったかが、考古学ファンの大関心事となった。本書は、その謎解きに、常識に縛られることなく、果敢に挑んだ意欲作である。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2007/1/6)
  • ISBN-10: 4569667686
  • ISBN-13: 978-4569667683
  • 発売日: 2007/1/6
  • 商品の寸法: 14.8 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「出雲」でなく、「記紀をどう読み解くか」に主題を置いているのではないか、と思えるような内容である。そのため、「記紀がいかに真実から目をそらさせ、敢えて誤解を招くような記述をしてきたか」についての印象が強く残り、当時の出雲の姿が、その存在感と裏腹に、鮮やかに浮かび上がってこないのである。記紀の記述の問題と、出雲の実像を明らかにする部分は明確に別けた方が良かったのではないか、と思う。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mbookdiary VINE™ メンバー
形式:文庫
日本書紀、古事記、風土記などの書物あるいはヤマト中央政府の政治、考古学の発見などから出雲とヤマト朝廷の関係を探る。そもそも、出雲に関する記述は記紀神話の3分の1を占めているにもかかわらず、最近まで存在さえしていなかったと思われていたのはなぜなのか。

出雲は全てが逆である。注連縄(しめなわ)の巻き方もそれ以外の神社の逆。天皇家が「日継ぎ」といって天皇霊を継いでいるのに対し、出雲国造家(国造くにのみやっこは現代でもまだ続いている!)は「火継ぎ」といって祖神・天穂命(あめのほのみこと)の霊を継いでいる。ヒは霊を意味する。日は昼、火は夜をあらわすと考えるとここも逆である。有名な話だが、島根では神無月ではなく神在月である、などなど。

日本書紀が編纂された8世紀は激動の時代だった。藤原不比等は自らの出自(百済系と考えられる)を正統に見せるため、また過去の歴史を塗り替えるために歴史を神話化したのではないだろうか。伊勢の名の元になった伊勢津彦は出雲出身の神である。そして、ヤマト中央政府の物部氏や蘇我氏も先祖をたどると伊勢に行き着く。

他に出雲の国譲りの話や邪馬台国の卑弥呼、トヨ、出雲大社で祀られている大国主命、出雲国造家(千家)、初期の天皇の話、出雲や北九州の当時の文化の話など初めて出雲関連の本を読んだ私にとっては驚きが多くあり、知的好奇心が大いに刺激された。著者の推理が多くの部分を占めるので賛否両論があるのかもしれないが、初めて読む人にとってはよい入り口になるのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
関 裕二といえば、「聖徳太子 = 蘇我入鹿」で有名であり、出雲に古代王権があったのは事実だとしても、それが蘇我氏とどう結びつくかは不明である。関門海峡が古代史に与えた影響は大きかっただろうが、それが出雲と大和にどう関係するかの論理的関係は疑わしい。

出雲や日本古代史に興味を持つ第一歩としては、よいのかもしれない。
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