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「健康格差社会」を生き抜く (朝日新書)
 
 

「健康格差社会」を生き抜く (朝日新書) [新書]

近藤 克則
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

深刻な格差社会の拡大。低所得と病気を関連づける疫学データは多い。だが、それだけではない。社会福祉の専門家で医師の著者は、格差が「勝ち組」をも不健康にして社会全体の地盤沈下を招いていることを解明。健康格差に対抗し、隣人・友人とのネットワーク作りなど、社会と個人の「心とからだ」の健康を守る処方箋を提案する。

内容(「BOOK」データベースより)

「所得の格差」が「いのちの格差」まで生む「健康格差社会」。高齢男性の低所得者は「うつが7倍」「死亡率が3倍高い」のはなぜ?それだけではない。「負け組」だけでなく、「勝ち組」さえも病んでゆく。だれもが不健康になっていくのが、「健康格差社会」のほんとうの恐さ!米国に追随し、日本もそうなりはてるのか。処方箋はないのか。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/1/13)
  • ISBN-10: 4022733179
  • ISBN-13: 978-4022733177
  • 発売日: 2010/1/13
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 塚本
形式:新書
所得の格差が健康の格差に比例してしまうと言うことが書かれている。

「だったらがんばって金持ちに、勝ち組になればいいじゃないか」

世間で言われているこうしたことも、実はこれも落とし穴だと言う内容がこと新鮮である。今の社会の派遣労働者と長時間労働を強いられる正社員の構図がまさにそうだと思われるからだ。
雇用も安定せず、明日の住居も心配しなかれ場ならない一方で、競争の中で周囲を追い落としていけば、その分仕事の負担は重くなり心身ともに蝕まれてしまう。
しかしその分析だけでも現状の解決にならない、だったらみんなが幸福になる社会を考えればいいじゃあないかと言う明るい提案もなされている。

経済成長優先できた社会が健康に生きるには格差が広がってしまっている現在、この本を読んで自分たちが生きていくうえでは本当は何が求められるのか考えさせられてしまう。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By micmac
形式:新書
著者は、弱者の不健康は、強者の健康にも影響するという相関を指摘しています。“勝ち組・負け組み”という格差があること自体が病的であり不健康な姿なのだという視点は、とても正しいと思います。本書は、社会的要因が健康に及ぼす影響を研究する「社会疫学」という新しい学問領域における一つのケーススタディといえる内容ですが、「相手だけが悪いわけでない」「自分にも至らないことがあるのではないか」とつねに問い続ける気持ちが免疫的に作用して、社会の“well-being”を担保するのではないかという考えが根底に流れており、読んでいて心に響きます。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By be3osaka トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
収入が少ないと受診抑制をしてしまう。これは想像できる現象だと思います。
この本でもそうした現象を扱って問題点を指摘しているのですが、著者は「勝ち組」をも不幸にするのが格差拡大社会である(142頁)と言ってます。その例として、勝ち続けるための長時間労働、一流企業での心の病を訴える人の増加を挙げています。

1998年頃からのヨーロッパにおける健康格差の改善をしようという動きの紹介もされています。日本ではこの観点での取り組みはあるのでしょうか?。

日本の現状では医療問題というと、年寄りが病院に行きすぎるから健保財政の赤字が続くなどという俗論が横行するのですが、日頃そうした問題に科学的に迫ろうとしない普通の市民である自分たちもこうした本を読んで勉強する必要があるなと思えました。
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